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【動画】米HKSが”合法”ワイドボディGRスープラを公開!しかしスープラ人気はすでに収束し、なぜこんなことになったのか

2020/04/03

| スープラは一瞬で盛り上がり、一瞬で盛り下がってしまった |

HKSのアメリカ法人がGRスープラの「合法」ワイドボディカスタムを完成させ、Hoonigan Auto Focusが自身の動画内にて取り上げることに。

このエアロキットはSEMAにて(GRスープラに装着され)展示されていたものを修正したものとなりますが、これで合法というのは驚き以外のなにものでもありません(さすがアメリカ)。

GRスープラ用ワイドボディキットとしてはパンデム(ロケットバニー)製が有名ではあるものの、HKS製は「族」よりも「モータースポーツ」イメージに近く、やや洗練されたエアロダイナミクスを持つ、という印象です。

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フロントスポイラーにはじまり前後オーバーフェンダー、サイドステップ、ダックテール形状を持つトランクリッド、巨大なリアウイング等が装備されていますが、そのワイド化された幅は「12センチ」。

GRスープラの全幅は1865ミリなので、このHKSスープラの全幅は1985ミリ、つまり「ほぼ2メートル」。

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もちろんサスペンションも入れ替えられることになり(ハイパーマックス IV SP)、タイヤ/ホイールも入れ替えられ、エアクリーナーとマフラーも交換済み。

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とにかくデカいリアウイングが目を引きますが、リアフェンダー上のスポイラーもなかなかにイイ味を出しています。

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新型スープラの人気は急激に収束?

なお、このところ北米で囁かれるのが「スープラの人気に陰りが見えてきた」。

これは本来「無い」とされていた2リッターモデルの投入、そして1年を待たずしてのパワーアップからも、トヨタが早々にテコ入れを行ってきたということがわかります。

なぜスープラの人気がなくなってしまったのかは不明ではあるものの、単に「高かった」からなのかも。

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発売当初こそは、その大きな盛り上がりから、ユーチューバーやショップが「これは儲かる」として飛びつくことになりましたが、車両価格が高価であるために購入できる人も多くはなく、そういった人々がいったん購入してしまうと、あとは「買う人がいない」状態が続くことになったのだとも考えられます。

なお、北米におけるスープラ人気は映画「ワイルド・スピード」に引っ張られたと考えて間違いなさそうですが、「人気がある=売れる」というわけではないということですね。

ちなみに日産R35 GT-Rも北米だと絶大な人気を誇るものの、実際のセールスは「下から数えたほうが早い」というレベルであり、ここがスポーツカーの難しさなのかもしれません。

ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニほどの認知度があれば高額なクルマであっても販売に苦労することはなく、しかしセダンやミニバン、コンパクトカーを扱うトヨタや日産の場合は、「性能が高く、しかし高価なスポーツカー」を売るのには相当な苦労を強いられることになり、トヨタが継続してスープラのようなスポーツカーを販売してゆくには、長きにわたる努力によってブランドイメージを高めてゆくしかないのでしょうね(そのためのGRブランドであると思われるが、これはまだまだ志半ば)。

つまり、ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニは「高性能だから売れる」というわけではなく、ずっとスポーツカーやスーパーカーを作り続けてきたという歴史、モータースポーツにおける実績、さらには「資産価値が高い」という認識によって「消費者に高いお金を支払ってでも買いたい」と思わせているのだと考えられ、ここが「ブランド」がいかに重要であるかという事象の現れだとも考えています。

VIA: Hoonigan AutoFocus

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