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| スバルの顧客は忠誠心が非常に強いことで知られる |
レクサスの支持はクルマの品質に加え、その「サービス」も関係?
さて、米国にてJDパワーが行った調査が「ちょっと面白い」結果に。
これは「クルマを買い換える際、同じブランドをまた買うかどうか」という比率を調べたものですが、直近の調査ではコロナウイルスのパンデミックに比較し、「同じブランドのクルマを購入する比率が高まった」としています。
なお、JDパワーではこの結果について、「購入に際してはディーラーと顧客との密接な関係が必要であり、コロナによって新しいディーラーとのつながりが得にくくなった環境において、馴染みのディーラーにて購入するケースが増えたのではないか」と分析しているようですね。
「またそのブランドに戻る」比率はこうなっている
そこでまず、下のランキングは普及ブランドの「また買う」比率。
スバルがトップなのはいつものことですが(スバルの顧客は非常に忠誠心が強いことで知られる。独自の価値を押し出し、代替性がないためだと考えられる)、トヨタ、ホンダと日本車が並び、その次は「ラム」。
さらにフォードも高い数字を記録していて、アメリカンブランドがここ最近で人気化していることがわかります。
マツダは12位と高くはないポジションではあるものの、昨年に比べると5.9%増加したといい、今後にちょっと期待ですね。
なお、「ラム」「フォード」が入っているのは、トラックばかりが売れるというアメリカの事情を反映したものだとも考えられます。
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「また買う」率(普及ブランド)
- スバル・・・60.5%
- トヨタ・・・60.3%
- ホンダ・・・58.7%
- ラム・・・57.3%
- フォード・・・54.3%
- キア・・・51.3%
- シボレー・・・47.4%
- ヒュンダイ・・・47.4%
- 日産・・・42.9%
- フォルクスワーゲン・・・41.6%
- ジープ・・・41.0%
- マツダ・・・40.7%
- GMC・・・39.0%
- ビュイック・・・27.5%
- 三菱・・・27.1%
- ミニ・・・26.4%
- ダッジ・・・17.8%
- クライスラー・・・14.1%
- フィアット・・・10.4%
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プレミアムブランドにおける顧客の「また買う」率はこうなっている
そしてこちらはプレミアムブランドにおける「同じブランドのクルマをまた買う」という比率。
そのブランドをまた買うかどうかについては色々な判断が働くと思われますが、ひとつはJDパワーの言うように「すでにある繋がり」かもしれません。
ただ、その他に重要なのは、そのつながりを維持するための関係性、またそのブランドを買おうと考えるだけの対応の良さや製品の満足度、そして買い替えに値するラインナップの充実度やニューモデルの追加/モデルチェンジ、といった要素も無視できないと考えています。
そう考えると、少ないラインナップで上位にランクされるランドローバーは「なかなか優秀」だとも考えられ、インフィニティはその逆なのかもしれません。
なお、プレミアムブランドでもっとも「また買う」率が高くなったのはアキュラ(7.1%アップ)だそうですが、上述のランドローバー、そしてアキュラともに品質満足度調査では「下の方」であり、品質と製品の魅力が比例するとはいえない、という事実を示しています(品質に劣っても、その製品に魅力があり、代替性がなければ顧客に支持されるようだ)。
「また買う」率(プレミアムブランド
- レクサス・・・48.0%
- メルセデス・ベンツ・・・47.8%
- BMW・・・45.1%
- ポルシェ・・・44.9%
- アウディ・・・43.4%
- ランドローバー・・・39.6%
- アキュラ・・・38.3%
- ボルボ・・・38.3%
- リンカーン・・・37.9%
- キャデラック・・・33.8%
- マセラティ・・・28.7%
- インフィニティ・・・27.7%
- ジャガー・・・20.7%
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