>スバル(SUBARU) >トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS) ■自動車各社業績/ランキング/記録等

「そのブランドをまた買う」普及ブランド1位はスバル、プレミアムブランドではレクサス。米統計にて日本のブランドがランキング上位を独占

2021/07/18

お知らせ

各種ランキング最新版はこちらを御覧ください(新しい順に投稿が表示されます)

レクサスのキー

| スバルの顧客は忠誠心が非常に強いことで知られる |

レクサスの支持はクルマの品質に加え、その「サービス」も関係?

さて、米国にてJDパワーが行った調査が「ちょっと面白い」結果に。

これは「クルマを買い換える際、同じブランドをまた買うかどうか」という比率を調べたものですが、直近の調査ではコロナウイルスのパンデミックに比較し、「同じブランドのクルマを購入する比率が高まった」としています。

なお、JDパワーではこの結果について、「購入に際してはディーラーと顧客との密接な関係が必要であり、コロナによって新しいディーラーとのつながりが得にくくなった環境において、馴染みのディーラーにて購入するケースが増えたのではないか」と分析しているようですね。

「またそのブランドに戻る」比率はこうなっている

そこでまず、下のランキングは普及ブランドの「また買う」比率。

スバルがトップなのはいつものことですが(スバルの顧客は非常に忠誠心が強いことで知られる。独自の価値を押し出し、代替性がないためだと考えられる)、トヨタ、ホンダと日本車が並び、その次は「ラム」。

さらにフォードも高い数字を記録していて、アメリカンブランドがここ最近で人気化していることがわかります。

マツダは12位と高くはないポジションではあるものの、昨年に比べると5.9%増加したといい、今後にちょっと期待ですね。

なお、「ラム」「フォード」が入っているのは、トラックばかりが売れるというアメリカの事情を反映したものだとも考えられます。

トヨタRAV4
アメリカで「2020年、最も売れた車トップ25」のうち14台が日本車!ただし上位3モデルはすべてトラック。とくにフォードFシリーズは「1分に1.5台以上売れている」

| 日本とアメリカ両方でランクインしているのはカローラとRAV4のみ | さて、米Forbsによると、2020年のアメリカ自動車市場にて「もっとも売れた25台」のうち、じつに14台が日本車であった、と ...

続きを見る

「また買う」率(普及ブランド)

  1. スバル・・・60.5%
  2. トヨタ・・・60.3%
  3. ホンダ・・・58.7%
  4. ラム・・・57.3%
  5. フォード・・・54.3%
  6. キア・・・51.3%
  7. シボレー・・・47.4%
  8. ヒュンダイ・・・47.4%
  9. 日産・・・42.9%
  10. フォルクスワーゲン・・・41.6%
  11. ジープ・・・41.0%
  12. マツダ・・・40.7%
  13. GMC・・・39.0%
  14. ビュイック・・・27.5%
  15. 三菱・・・27.1%
  16. ミニ・・・26.4%
  17. ダッジ・・・17.8%
  18. クライスラー・・・14.1%
  19. フィアット・・・10.4%

スバル・レヴォーグ
スバルがAWD車の累計販売2,000万台を記録したと発表!AWDの由来、その戦略、なぜボクがスバルを愛してやまないのかを考えてみた

| ただしボクはスバル車を購入したことはない | スバルの経営戦略は世界一だとも考えている さて、スバルが2021年6月末にAWD車の推計生産が2,000万台を突破した、と発表。なお、スバルが4輪駆動 ...

続きを見る

スバルのキー

プレミアムブランドにおける顧客の「また買う」率はこうなっている

そしてこちらはプレミアムブランドにおける「同じブランドのクルマをまた買う」という比率。

そのブランドをまた買うかどうかについては色々な判断が働くと思われますが、ひとつはJDパワーの言うように「すでにある繋がり」かもしれません。

ただ、その他に重要なのは、そのつながりを維持するための関係性、またそのブランドを買おうと考えるだけの対応の良さや製品の満足度、そして買い替えに値するラインナップの充実度やニューモデルの追加/モデルチェンジ、といった要素も無視できないと考えています。

そう考えると、少ないラインナップで上位にランクされるランドローバーは「なかなか優秀」だとも考えられ、インフィニティはその逆なのかもしれません。

なお、プレミアムブランドでもっとも「また買う」率が高くなったのはアキュラ(7.1%アップ)だそうですが、上述のランドローバー、そしてアキュラともに品質満足度調査では「下の方」であり、品質と製品の魅力が比例するとはいえない、という事実を示しています(品質に劣っても、その製品に魅力があり、代替性がなければ顧客に支持されるようだ)。

「また買う」率(プレミアムブランド

  1. レクサス・・・48.0%
  2. メルセデス・ベンツ・・・47.8%
  3. BMW・・・45.1%
  4. ポルシェ・・・44.9%
  5. アウディ・・・43.4%
  6. ランドローバー・・・39.6%
  7. アキュラ・・・38.3%
  8. ボルボ・・・38.3%
  9. リンカーン・・・37.9%
  10. キャデラック・・・33.8%
  11. マセラティ・・・28.7%
  12. インフィニティ・・・27.7%
  13. ジャガー・・・20.7%

米顧客満足度の意外な結果。品質が低くとも満足度が高いブランド、その逆も。メーカーは品質よりも「楽しさ」を追求したクルマを追求したほうが良さそうだ

| 品質が高くとも、満足度の低いクルマも。つまり品質と満足とは比例しない | 調査会社、JDパワーが、アメリカ市場における「自動車メーカー、自動車ごとの顧客満足度調査結果」を発表。調査の対象は「異なる ...

続きを見る

合わせて読みたい、関連投稿

トヨタ・ランドクルーザー
米にて「15年以上乗られている車」ランキングの5位まではトヨタ!「また買う」と答えた人がダントツ多いのもトヨタ!これはもうトヨタは「車の魅力や価値そのもので売れている」と言っていい

| ヒュンダイもまだまだだな | さて、ここ数年の「品質調査」で順位を大きく上げているのがヒュンダイ。上位(というかトップ)常連のレクサスを押しのけることもしばしばですが、一方の「満足度」、そして今回 ...

続きを見る

米調査「新車購入後、1年以内に売却されるクルマ」ランキング。BMW、メルセデス・ベンツが上位を占め、アウディ・レクサスが「売り飛ばされない」ナゾ

品質、そして顧客の期待値に応えたのかどうかが問題だ アメリカの中古車情報サイト、iSeeCarsが「新車購入1年以内で最もよく売却されいている車種、メーカー」をリストにまとめて公開。このリストによると ...

続きを見る

スバルのアメリカ販売は10年で18万台から67万台へ成長。その秘密は「LOVEキャンペーン」にあった

| スバルのアメリカ販売は10年で3.5倍に | とにかくアメリカで大人気のスバル。 現在スバルはグローバルで100万台を超える規模に成長していますが、そのうちアメリカが占める販売は約67%。 これは ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->スバル(SUBARU), >トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS), ■自動車各社業績/ランキング/記録等
-, , , ,