| ここまで自由自在にミニカーをカスタムできる腕前があればかなり楽しそうだ |
現実にはありえない仕様を再現するのもまた楽しい
さて、いつも魅力的なミニカーのカスタムを届けてくれるジャルタ・ダイキャスト・プロジェクトですが、今回はマジョレット製の先代トヨタ・プリウスに2JZエンジンをスワップし、かつAWD化するという(設定の)カスタムを実行し、その過程を動画へと収録しています。
なお、トミカやホットウィールをカスタムするアーティストは現在多数が存在し、そして皆それぞれが独自の個性やコンセプトをもってカスタムしているように思います。
そしてもちろん、実車では不可能なカスタムにチャレンジしているところも注目すべき点であり、今回のプリウスもそのひとつ。
ここでそのカスタム内容を見てみましょう。
まずは全バラシ、そして塗装の剥離とカットから
こちらがベースとなるトヨタ・プリウス。
何の変哲もない、まさに「ただのプリウス」です。
塗装を剥離し、フロントバンパーの一部をカットしてエアロパーツをセット。
その後にパテを盛って乾燥後におおまかにカットして・・・。
削って形を整えるとこんな感じ。
トヨタ・プリウスのワイドボディはこうやって作る
その後はこのプリウスをワイド化してゆきますが、フロントのエアロと同じ要領にてパテを盛ってから削ります。
一部にはプラ板を接着してまた成型。
その後はディティールアップに取り掛かりますが、「エンジンを拝めるよう」ボンネットをカットすることに。
見事切り離し完了!
リアバンパーのアンダー部もカット。
フロントのエアロパーツを増強し、エンジンも挿入。
リアにもエアロフリックやディフューザーをプラ板にて再現。
オリジナルのパイプフレームも作成
そして面白いのは「パイプフレームを持つ」こと。
プラ棒にてパイプフレームを組んでゆきます。
そしてまさかの「2シーター」化。
フルロールケージ!
ロールケージを延長してステー代わりとし、そこへウイングも装着。
リアにはラジエターも装着されてけっこう本格的ですね。
ホイールの「ディープリム」は自作となりますが、アルミの筒をカットして端の方に角度をつけ「実物のホイールっぽく」加工し、そこへゴールドのホイールをはめ込むことで「ディープリム化」しているわけですね。
ホイール奥にはスリットの入ったブレーキローター、対向ピストン採用のブレーキキャリパーも見えます。
ざっと仮組みするとこう。
あとは塗装して組み立てるのみ。
ハードコアなトヨタ・プリウスが完成したらこうなった
そしてこちらが完成した「チューンド」トヨタ・プリウス。
まず現実には存在しえない、ミニカーの世界ならではの産物ではありますが、非常に興味深い仕様を盛っていると思います。
2JZエンジンはかなり奥まで押し込まれ、文字通りの「フロントミッドシップ」。
このエンジンはアリストやクラウン、スープラに積まれ、とくに2JZ-GTEは「トヨタ最強エンジン」との呼び声も高く、かつチューニング耐性も高いため、多くのチューナーに愛される名機としても知られます。
ミニカーのトヨタ・プリウスを「魔改造」する動画はこちら
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