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これが中国限定、トヨタ初のエレクトリックセダン「bZ3」だ!なお現地では「今頃初の電動セダン発売とは、トヨタはどれだけ遅れているのか」とカーメディアが呆れる状況

これが中国限定、トヨタ初のエレクトリックセダン「bZ3」だ!なお現地では「今頃初の電動セダン発売とは、トヨタはどれだけ遅れているのか」とカーメディアが呆れる状況

| しかもトヨタは市販に耐えうるEV関連技術を持たず、中国の自動車メーカーから技術やパーツを買う始末 |

世界的に見ると、日本から見る以上にトヨタの出遅れ感が強いようだ

中国にて、トヨタが中国国内向けに発売するピュアエレクトリックセダン、bZ3の画像が出回ることに。

この電動セダンは11月の広州モーターショーにて公開され、年内にも納車が始まるとされています。

なお、このbZ3は2021年11月に発表されたbZ SDNの市販モデルであり、なかなかに格好良いルックスを持っている、と思います。

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中国ではトヨタの評判が芳しくない

今回出てきたbZ3市販モデルの画像よりも何よりもぼくの目を引いたのが中国現地メディアの報道傾向ですが、その内容としては「トヨタが出遅れすぎ」というもの。

このbZ3はトヨタ初のエレクトリックセダンではあるものの、すでに中国には多数の(中国の自動車メーカーの)エレクトリックセダンが市場投入されており、しかしbZ3がトヨタ初のエレクトリックセダンであることに現地メディアが「そこまでトヨタが遅れていたのか・・・」と驚いているもよう。

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さらにトヨタは「ハイブリッドにしがみつきすぎ」という指摘もなされ、しかもトヨタが得意とするハイブリッドはPHEVではなくHEVであり、このHEVにつき、現在中国ではNEV(ニューエナジービークル=新エネルギー車)として認められておらず(これは欧州でも同じである)、NEVとして認められているのは「EV、PHEV、FCEV」のみ。

そして消費者が購入時の補助金、購入後の恩恵などを受けることができるのはNEV」のみなので、トヨタはこの点においても「すでに消費者にとって魅力のない自動車メーカー」となっているわけですね。

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トヨタは中国の自動車メーカーから技術を買っている

よってトヨタは中国市場へと早急にEVを投入する必要があるわけですが、これまでEVの開発に注力していなかったために市販車を製造できるレベルのEV関連技術を持ち合わせておらず、そこでGAC(広州汽車集団)やBYD(比亚迪汽車)から技術やパーツを購入する必要が生じており、これについては少し前にBYDとの提携が報じられたことからも事情を伺うことが可能です。

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今回のbZ3については、BYDの技術を用いてトヨタが生産されていると報じられていますが、正確にはBYDの100%子会社でもあり、ほか自動車メーカーにEV関連技術を販売している「FUDI インダストリアル」なる会社から技術を買っているもよう(ただしプラットフォームはトヨタのe-TNGA)。

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搭載されるのはBYD製の「ブレードLFP」バッテリーパックで、モーターはTZ200-XS002、出力は二種類あって183馬力と244馬力。

駆動方式張りやドライブ、そして最高速は160km/hに制限されている、とのこと。

ボディサイズは全長4725ミリ、全幅1835ミリ、全高1475ミリ、ホイールベースは2880ミリ、車体重量は1835kg(この重量から判断するに、バッテリーパックは大きくない)。

トランクリッドのバッジを見るに、一汽豊田(一汽丰田)にて製造が行われるようですね。

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参照:CarNewsChina

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