| 以前に発表された計画では、少なくとも「bZ」にはあと1つ、SUVが追加されそう |
トヨタは2019年から中国BYDと共同にてEVやバッテリーの共同研究を行っている
さて、フルモデルチェンジ版の新型クラウンに続き、トヨタbZ SDNコンセプトの市販バージョンと思われるパテント画像もリーク。
このトヨタbZ SDNコンセプトは、昨年12月にトヨタが発表した「新しい電動化戦略」とともに公開されたピュアエレクトリック・ミッドサイズセダンで、下の画像だとと豊田章男社長の右後ろに位置するピンクっぽいゴールドのクルマです。
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トヨタbZ SDNは中国BYD中国との共同開発
このbZ SDNコンセプトについては中国の自動車メーカーBYD(比亜迪汽車)との共同にて開発されているといい、実際に両者は電気自動車の車体そのものに加え、関連プラットフォーム、パーツの設計や開発を行う合弁会社を設立しています。
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さらには今後発売することになる「15モデル」の中にもこのBYDとの共同開発車両が含まれており、そのうちの一台がこのbZ SDNコンセプトということになりそうですね。
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bZ SDN市販モデルはコンセプトモデルからの若干の変化も
そして今回申請された特許画像を見るに、コンセプト段階のbZ SDNともよく似ており、しかしホイールが「エアロディスク(カバー)」からマルチスポークに。
なお、ドアハンドルやミラーが見当たらないものの、これらは申請段階にて「省略」されたのかもしれません。
フロントはレクサスRZ、そしてbZ4Xを連想させる「トヨタ/レクサスのEVっぽいデザイン」を持っており、今後の同社のデザイン的方向性を示唆しているとも考えられそうですね(bZ SDN”コンセプト”に比較し、バンパー中央下部、左右のインテーク形状が少しだけ変更されている)。
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なお、bZ SDNの全長は4725ミリ、ただしホイールベースは2880ミリだとされ、全長はカローラセダンとカムリの中間、ホイールベースはカムリよりも長い数値を持ち、おそらくはピュアエレクトリックカーとして設計されているためにその自由度が高く、フロントタイヤが前に押し出されているのだと思われます。※テスラ・モデル3に近い数値でもあり、これにぶつけるクルマとして開発されたであろうことは間違いない
ちなみにですが、リアフェンダーとCピラーとがブラックのパーツで区切られており(Aピラーの根元も)、これは「コントラストルーフが設定される」ということをを意味しているのでしょうね。
現在のところ、このbZ SDN市販モデルについてスペックなど詳細は明かされておらず、しかしBYDのエレクトリックセダンに積まれるものと同じLFPブレード(リチウム-鉄-リン酸電池技術)を採用し、これによってコストパフォーマンスが大きく向上するという報道も。
プラットフォームはbZ4Xと同じeTNGAを使用すると言われ、デザインやその構造ともども「bZファミリー」ということになりそうですが、現時点では中国市場以外でも(bZ SDNが)販売されるかどうかは不明です。
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参照:CARSCOOPS