GRカローラで痛恨のシフトミス→エンジン内部が粉々に。トヨタのメカニックも「ここまで壊れるのか・・・」と驚くほどの惨状が公開される。ちなみにエンジンは421万円【動画】

｜　エンジンが破損した際の状況はよくわからないが、シフトダウン時にオーバーレブを起こしたものと思われる　｜

それにしても、よくギアがそこに入ったものだ

さて、トヨタはGRカローラを発売し、世界中にて大きな人気を博しているものの、今回その1.6リッター3気筒エンジン（304馬力）が破損したという動画が公開されて各方面へと衝撃を与えることに。

なお、この破損の理由については仔細に語られていないものの、「シフトミスが原因」だとされています。

1.6リッター3気筒ターボエンジンは無惨な姿に

まず、こちらはエンジンが取り外されたGRカローラ。

その下にはエンジンが置かれていますが、3気筒というやや特殊なエンジンでもあるため、あまり見たことがない「四角い（立方体に近い）」形状ですね。

そしてこのエンジンのシリンダー内を見ると、コンロッドとピストンがありえない位置にあることがわかります。

シリンダーそのものはアルミ製で、鋳鉄スリーブが用いられないという構造を持つもよう。

側面はこんな感じでズタズタに。

そこでエンジンを立ててオイルパンを外すと、こんな感じで粉々になったパーツがザーっと出てきて・・・。

エンジン内部で破損したパーツが「暴れまわった」ことも想像できますね。

オイルポンプやコンロッドが砕け散り、バルブもねじ曲がっている状態です。

幸いにもトヨタが「保証」にてエンジンの交換を行うことに

こうなるともうこれは「かつてエンジンだったもの」でしかなく、修理も不可能な単なる廃棄物ではありますが、今回の件についてはトヨタがエンジンを「保証の範囲内で」交換するとのこと。

なお、この動画をアップしたのはGRカローラのオーナーではなく修理を担当するトヨタのメカニックのようですが、さすがにこの惨状には驚きを隠せないようです。

参考までに、エンジン、そして交換に必要なパーツの価格は32,000ドル（現在の為替レートにて約421万円）だと紹介されており、けっこう高価なエンジンということになりますね（基本的に、パーツ単体で購入すると非常に割高である）。

もう一つ参考までに、少し前にトヨタは「モータースポーツイベントに参加したGR86のエンジンが破損した際、”スポーツ走行をした”として保証での修理対応を拒否した」ことがあり、この事実がネット上にあらわれるや「GR86のプロモーションではドリフトしまくったり、モータースポーツへの参加を促しているのにどういうことだ」と大炎上してしまい、その後トヨタが態度を一変させて保証修理を受けたという事例も。

今回のGRカローラのエンジン破損については「シフトミス」というドライバーの責任によるものだとは思われますが（それによるオーバーレブなのかもしれない）、それでもここまで破損するというのは考えにくく、トヨタとしては大事に至らぬよう、先手を打って保証対応を行うことを決めたのかもしれませんね。

内部が粉砕されたGRカローラのエンジンを紹介する動画はこちら

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参照：Simez Garage