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トヨタ「GR GT」は厳格な面接をパスしなければ買えない?納入プロセスには審査システムが導入され「転売」「インフルエンサーのネタ」目的の購入を排除か

【技術の結晶】トヨタ新型「GR GT」は天才的エンジニアリングの塊?LFAの魂を継ぐにふさわしいスーパーカー、V8エンジンにはGRヤリスとの共通性も【動画】

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| 高級車ビジネスの新たな潮流として普及するか |

本当の愛好家に届けるための体制を構築、専任スタッフによる手厚いサポートも

大金を積めば、誰もが憧れのスーパーカーを手に入れられる――そんな時代は、終わりを告げようとしているのかもしれません。

トヨタが2027年の発売に向けて開発を進めているハイブリッドパワーを纏った新型スーパーカー「GR GT」の購入プロセスが「ハードルの高い」ものになると報じられており、これまでの多くのクルマのように「ディーラーに行って注文書を書く」という単純なものではなく、まるで「就職活動の面接」や「カウンセリング」に近い、極めて厳格な”面接”が実施され、それをパスしなければ購入できないということがGAZOO Racing(ガズーレーシング)幹部の発言から明らかになっています。

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この記事の要約

  • トヨタが2027年に投入予定のハイブリッドV8スーパーカー「GR GT」は、資金があってもすぐには買えない「面接・審査」が導入される見込み
  • 即転売(マネーフリップ)を目的とする業者や、SNSのネタ目的として7購入するインフルエンサーを排除し、本当にクルマを走らせる愛好家へ届けるための徹底的な顧客審査(ベッティング)
  • 販売は通常のトヨタ店ではなくレクサス店が担当し、「GRマイスター」と呼ばれる専任スタッフがオーナーの生涯にわたるパートナーとしてマンツーマンでサポート
トヨタ「GR GT」はトヨタディーラーでは販売せず?「数千万円フラッグシップ」はレクサスにて販売、その特別すぎる販売戦略とは

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お金があっても買えない、トヨタが仕掛ける異例の「オーナー面接」

最高出力650馬力、予定価格22万ドル(約3,500万円以上)とウワサされるGR GT。

トヨタのバッジを付ける車としては破格のプライスを誇っており、しかし、近年のハイパフォーマンスカー市場の常として、このクラスの希少車は発表と同時に転売目的のバイヤー(フリッパー)たちの標的になるのが「ここ最近の常」となっています。

そして今回報じられたのは、トヨタにとって「未踏の領域」となるこのスーパーカーを、本当にクルマ愛し、実際に走らせてくれるオーナーの元へ届けるため、「かつてない特別な販売戦略」を(トヨタが)練り上げているというニュース。

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転売ヤーやインフルエンサーを排除する「徹底的な審査」とレクサスの新体制

海外メディア「Autoblog」の取材に応じた、ガズーレーシング・スポーツカー・プログラム・ディレクターのジェフ・バル氏は、新型GR GTの販売に向けて多大な準備(宿題)を重ねてきたことを明かしており、このクルマのターゲット層は「これまでのトヨタやレクサスのショールームには一度も足を運んだことがないような、全く新しい顧客層」であることについても言及しています。

プレミアムな顧客体験を提供する「レクサス店」での販売

現時点では日本での取り扱い方法は正式にアナウンスされていないものの(GRガレージにて販売するとは聞いている)、北米などいくつかのの市場において、GR GTは通常のトヨタ販売店ではなく、高級ブランドである「レクサス」のショールームで取り扱われるとされ、さらには商談から納車後までのすべてを、特別に訓練された専門家「GRマイスター(GR Meister)」が専任で担当するのだそう。

バル氏は、「マイスターは単にクルマを納車して終わりではなく、最初から最後までオーナーの手を握り、そのクルマを所有している限り『生涯の友人』として寄り添う存在になる」とも語っており、これまでのトヨタとは全く異なる販売方法となることについても述べることに。

「GR」ナンバープレート

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「富や名声」だけではキーは渡されない

そして最も注目すべきが購入時の審査(ベッティング)プロセスで、バル氏は「(購入手続きは)顧客への面接プロセスのように感じられるだろう」と、非常に厳格な選考が行われることを認めています。

具体的な選考基準や転売禁止契約(NO-FLIP契約)への署名義務があるかどうかについての明言は避けられたものの、単にお金持ちであることや、有名人であることだけでは購入の権利は得られないと強調されており(かつてオートバックスがそういったクルマを売っていたのを思い出す)、つまるところ、現時点においてもかなり具体的な基準が設けられていると考えていいのかもしれません。

例えば、ソーシャルメディアのコンテンツ(再生回数稼ぎ)のためだけに車両を手に入れようとするインフルエンサーが当選する確率は極めて低く、逆に「実際にロードコースや公道で距離を走らせ、走りを純粋に楽しんでくれる熱狂的なエンスージアスト(愛好家)」こそが、高い確率でキーを手にすることができる仕様になっているということですが、これはフォードGT発売時に設定されたハードルに近いようにも思います(それでも、実際にフォードGTを手にしたのはインフルエンサーばかりであったことが問題視された)。

トヨタは現在、テキサス州にある”秘密”の「GRエクスペリエンス・センター」にレクサスのディーラー関係者を集め、数千万円クラスのスーパーカーをどのように販売し、超富裕層の顧客とどう向き合うべきかのトレーニングを密かに進めているそうですが、これまでとは全く異なる価格帯と性格のクルマを、おそらくは全く異なる客層に向けて販売するため、トヨタとしても万全の準備を行っているのかもしれませんね(せっかくの素晴らしいクルマを、セールススタッフの教育不足によって評判を下げることはできない)。※北米だと「レクサス扱い」になるということにつき、主な客層はLFAの購入経験者と想定しているのかもしれない

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Image:TOYOTA

車種概要・スペックと市場でのポジショニング

伝説のV10スーパーカー「レクサス LFA」以来となる、トヨタグループの技術の結晶「GR GT」。その中身は、モータースポーツの現場から直系した極めて本格的なメカニズムが採用されています。

トヨタ新型「GR GT」(2027年モデル想定)予測スペック

項目詳細・予想仕様
パワートレイン4.0リッター V型8気筒ツインターボエンジン + ハイブリッドアシスト
最高出力650 PS(641 hp)以上
最大トルク850 Nm(627 lb-ft)以上
販売窓口レクサスディーラー(専任GRマイスターによる完全担当制)
予定価格220,000ドル〜(日本円で約3,500万円以上、オプション除く)
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ライバルはマスタングGTDやシボレー コルベットZR1

「トヨタに3,000万円以上」と聞くと一瞬驚くかもしれませんが、現代のハイパフォーマンスカー市場を見渡すと、この価格設定は決して的外れではなく、例えばアメリカのモータースポーツの血を引くシボレーの新型「コルベット ZR1」はすでに20万ドル(約3,100万円)を超えており、フォードが限定生産するモンスターマシン「マスタング GTD」にいたっては約32万ドル〜のプライスタグが付けられているという状況。

さらにGR GTはGT3レースへの参戦を前提としたホモロゲーションモデルに近い成り立ちを持っており、ポルシェ 911 GT3 RSや前述のハイエンド・アメリカンスポーツたちと真っ向から勝負する、日本を代表する世界基準のアイコンとしての役割を担っており、その役割を果たすための性能を持たせるためには「この価格」になってしまうのかもしれません。

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ブランドの価値を守り、「本物の愛好家」へ繋ぐための試み

トヨタが新型GR GTで導入しようとしている「オーナー面接」というシステム。

これは一見、メーカー側の傲慢(ごうまん)な態度に映るかもしれませんが、ラグジュアリーカーや限定ハイパーカーの世界では、ブランドのアイデンティティと価値を守るための「正しい防衛策」として定着しつつあります。

限定生産の貴重なスポーツカーが納車された直後、オークションに出品されて何倍もの高値で転売される――こうした歪んだ市場の現状に、トヨタは明確な「NO」を突きつけようとしており「投機目的の資産」としてガレージで眠らせるのではなく、「サーキットやストリートでエキゾーストノートを響かせてくれる人」にだけ乗ってほしいというGAZOO Racingの強いこだわりは「すべての純粋なクルマ好きにとって深く共感できる」ところかもしれません。

面接をパスした選ばれしオーナーと、彼らを一気通貫で支えるGRマイスター。GR GTの登場は、トヨタのクルマ作りの技術だけでなく、日本の自動車文化における「プレミアムな所有体験」のあり方を、ネクストステージへと引き上げてくれる可能性もありそうですね。

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参照:CARSCOOPS

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