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またまた中国×ジウジアーロ。1970-80年代風、レトロフューチャーなEVコンセプト発表

2018/03/01

| ジウジアーロは中国の自動車メーカーに大人気 |

先日は中国の「テックルールズ」とジョルジエット・ジウジアーロ(とその息子、ファブリッツォ・ジウジアーロ)とのコラボレーションにてハイパーカーが開発されていると報道されましたが、今回もやはり中国のベンチャーとジウジアーロ親子とのコラボ。

なお、ジウジアーロ親子は自身の会社「GFG Style」を設立しており、どうやらこの会社が中国の会社からバックアップを受けているようですね。
今回ジュネーブに登場するとされるこのコンセプトカーは「Sybilla(シビラ)」と命名されており、相当にスタイリッシュ。

ピニンファリーナやイタルデザインのレトロなコンセプトカー風

パっと見た感じは70年代風のイメージすら漂いますが、というのもおそらくそれは「前方にスライドするキャノピー」が採用されているため。
スライド/開くキャノピーはフェラーリPF 512S モデューロ、マセラティ・バードケージ 75thといったコンセプトカーに採用された構造で、これがレトロでいてフーチャーなイメージを演出しているのかもしれません。※これらはピニンファリーナの作品

なお、ジウジアーロ氏自身も、1963年(24歳の時)に「Chevrolet Corvair Testudo」というコンセプトカーをデザインしており、このコンセプトカーは「スライド」ではないにせよキャノピーがガバっと開くデザインを持っています。

もちろんこのSybillaはれっきとした最新コンセプトカーとなり、これから発売を予定している車ですが、全長5メートルを超える大きなエレクトリックカーで、4つのモーターを備えます。
現時点では出力や航続距離、価格、発売時期など公表はなく「謎」のコンセプトカーではあるものの、実際に発売されればけっこう面白い存在に。

なお、全高はかなり低く抑えられているようで、しかし乗降性を確保するためにキャノピーがスライドし、かつ後部座席上のルーフがガルウイング状に開く構造を持つようですね(このガルウイング形状についても、その意図は異なるものの、ジウジアーロは「アズテック」で採用している)。

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