
| 爆売れのシャオミと目標達成率33%に沈んだ老舗の「衝撃の格差」 |
【この記事の要約】
- 新興勢が躍進! シャオミ(Xiaomi)や小鵬(Xpeng)、零跑(Leapmotor)が年間目標を大幅に超過達成
- BYDは独走も「高すぎる壁」に苦戦: 460万台超を売上げるも、野心的な550万台目標には届かず
- 老舗・長城汽車の誤算: 目標達成率わずか33.09%。EVシフトの遅れが深刻な販売不振を招く結果に
2025年、中国自動車市場は「残酷な選別」の場となった
2025年が終わり、「業界全体では」成長を遂げた中国の自動車業界にとって、この1年は単なる「激戦」ではなく、生き残りをかけた「残酷な選抜試験」だったと言えそうです。
昨日公開された各社の販売実績データは「まさに市場のリアル」を物語っていますが、2025年の結果が「2025年を終えた翌日に発表される」というスピードにも驚かされ、この速さこそが中国の強さ、そしてビジネスの速度、数字に対する執着を示してしているのかも知れません(日本の場合、およそ半月〜1ヶ月くらい経たないと先月の販売結果は公開されない)。
そしてこの結果を見てみると、スマートフォンで世界を席巻したシャオミが(自動車業界でも)驚異的なスピードで目標を突破した一方、かつての覇者たちが高い壁に跳ね返される姿が浮き彫りに。
なぜ、これほどの差がついたのか? 460万台を売っても「未達成」となったBYDの苦悩、そして目標の3割しか販売できなかった長城汽車の実態に迫ります。
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2025年 中国主要メーカー販売実績・目標達成率ランキング
まずは、公表された最新データを整理してみると、各社の「勢い」が数字として如実に表れています。
| メーカー名 | 年間販売台数(台) | 年間目標(台) | 目標達成率 |
| 小鵬汽車 (Xpeng) | 429,445 | 350,000 | 122.69% |
| 零跑汽車 (Leapmotor) | 596,555 | 500,000 | 119.31% |
| シャオミ (Xiaomi) | 400,000+ | 350,000 | >114.29% |
| 吉利汽車 (Geely) | 3,024,567 | 3,000,000 | 100.82% |
| BYD | 4,602,436 | 5,500,000 | 83.68% |
| 奇瑞汽車 (Chery) | 2,631,381 | 3,260,000 | 80.72% |
| Nio (蔚来汽車) | 326,028 | 440,000 | 74.10% |
| Li Auto (理想汽車) | 406,343 | 640,000 | 63.49% |
| HIMA (ファーウェイ連合) | 589,107 | 1,000,000 | 58.91% |
| 長城汽車 (GWM) | 1,323,672 | 4,000,000 | 33.09% |
勝者と敗者を分けた「EVシフトの解像度」
【目標を達成した勝者】シャオミと新興EV勢の「速さ」
参入からわずか1年あまりのシャオミ(Xiaomi)が40万台を超える納車を達成し、目標を14%以上上回ったことはもはや業界における「事件」です。
既存メーカーが数十年かけて築いた壁をスマートフォンのエコシステムと圧倒的なブランド力で軽々と飛び越えたということになり、また、小鵬 (Xpeng) や 零跑 (Leapmotor) といった新興勢も120%前後の達成率を記録。
消費者が「既存の延長線上にあるクルマ」ではなく、「新しいガジェットとしてのクルマ」を求めていることが明確になっているといえそうで、つまり日米欧のクルマだけが中国車に侵食されているわけではなく、中国の既存自動車メーカーもまた「新しい中国の自動車メーカーにシェアを奪われている」というわけですね。
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【苦悩のリーダー】BYDの「460万台」という驚異と誤算
中国市場における「王者」、BYDは460万台という日本のメーカーも驚愕する圧倒的なボリュームを販売し、しかし自ら掲げた「550万台」という超野心的な目標の前には83%という数字に留まることに。
市場のパイを奪い尽くしたがためのジレンマであるとも考えられますが、「さらなる成長をどこに求めるか」王者の次なる一手に注目が集まるといったところでもありますね。
Celebrating two historic achievements: BYD delivered more than 4.6 million New Energy Vehicles in 2025, proudly claiming the Global Sales Champion. For the first time, BYD's overseas sales have surpassed 1 million units in a single year.
— BYD Global (@BYDGlobal) January 1, 2026
Together with our customers worldwide,… pic.twitter.com/iondAvVXW8
【深刻な不振】長城汽車の「33%」が意味するもの
今回もっとも衝撃的な数字となったのが長城汽車(GWM)で、400万台という強気な目標に対して結果はなんと132万台。
達成率はわずか33%に沈んでいますが、その最大の要因は「新エネルギー車(NEV)への転換の遅れ」だとされ、販売された132万台のうちNEVは約40万台にしか過ぎず、エンジン車(ICE)に依存しすぎたポートフォリオが急激な市場の変化に追いつけなかった形です。
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市場での位置付け:もはや「エンジン車」は主役ではない
このデータから見えるのは「中国市場におけるエンジン車の急速な終焉」。
目標を達成した吉利(Geely)は、年半ばに目標を上方修正した上での達成だとされ、NEVブランド「Zeekr」などの好調が支えとなっており、その一方で未達成に終わったメーカーの多くは、依然としてエンジン車の販売比率が高い、あるいは高級EV市場での競争激化に飲み込まれたメーカーたちだと分析されています。
加えて2026年にはさらに多くの新モデルが投入され、特にシャオミのようなITジャイアントが「生産能力の拡大」に成功すれば、既存メーカーのシェアはさらに削られることになるのことは間違いないという状況です。
結論:2026年、生き残るのは「技術の革新」を止めない者だけ
2025年の結果はブランドの歴史や規模が「もはや販売の保証にならない」という証明。
シャオミや小鵬のような「デジタルのスピード感」を持つメーカーのみが市場をリードし、伝統的な長城汽車のようなメーカーは存亡の機に立たされています。
BYDですら目標に届かないほど、今の中国市場は「予測不能」で「過酷」ということになりますが、この状況は日本や欧州、米国の自動車メーカーの販売をさらに「削る」可能性が非常に高く、世界規模において自動車業界に「強風が吹き荒れる」こととなりそうですね。
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参照:CarNewsChina
















