| しかもロールケージ装備。おそらくは限界時の挙動を試しているものと思われる |
それにしてもこれほどニュルブルクリンクと不似合いなクルマも珍しい
さて、ヒュンダイの高級ブランド「ジェネシス」の最上位モデル、「G90」の次世代試作車がニュルブルクリンクを走る姿が目撃。
ジェネシスG90のプロトタイプはこれまでにもなんどか目撃されており、ニュルブルクリンクそのものも珍しくはありませんが、奇妙なのは「ジェネシスG90とニュルブルクリンク」という組み合わせ。
というのもG90は上述の通りジェネシスブランドの「最上位」サルーンであり、本来ニュルブルクリンクとはまったく無縁のクルマだから。
しかもロールケージ装着済み
さらに奇妙なのは、このジェネシスG90のテストカーにロールケージが装着されていることで、これは「もしも」の場合に備えて安全性を高めたものだと思われますが、やはりG90とのミスマッチ感が拭えません。
ちなみにこのジェネシスG90は「次世代モデル」ではあるものの、現行モデルのヘッドライトやグリルが装着されるなど厳重な偽装が施され、さらにその上にカモフラージュ用のシートが貼られています。
そして予想通りというかなんというか、コーナーでは異常に大きなロールを見せ、減速時にもガックンと車体がノーズダイブすることに。
さらにカーブのたびにタイヤを鳴らしながらもゆっくり走っていて、ある意味では他のクルマの障害物とも言えるべき存在となっています。
もはや「いったいここに何をしに来たんだ・・・」という印象ですが、マイバッハもニュルブルクリンクでテストを行っていたことがあり、「速く走る」ということよりも、「限界時にはどういった挙動を示すのか」を実際に試し、そこからABSやトラクションコントロールなど安全デバイスの設定を詰めてゆくのかもしれませんね。
次期ジェネシスG90の発表時期は現在のところ未定ではありますが、おそらく2022年中に公開されるものと見られ、時流を反映して現行モデルに積まれる5リッターV8を廃止し、かわりにGV70やG80、GV80に搭載する3.5リッターV6ツインターボを搭載するものと思われます。
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