| ケーニグセグはどこからその技術を持ってきたのかまったくもって不思議 |
さて、もとZOZO社長、前澤友作氏が購入したことで話題になったケーニグセグ・ジェスコ。
その出力は1600馬力、ダウンフォースは1000キロ、その価格3億円(日本だと3億8000万円)、なにより発表直後の5日間で125台も売れたことで世間を驚かせています。
そんなケーニグセグ・ジェスコですが、現在は納車開始に向けて開発を進めており、今回ケーニグセグが自身のインスタグラムにて、プロトタイプを分解した様子、そして5リッターV8ツインターボエンジンが咆哮をあげる様子を公開しています。
ケーニグセグの新型ハイパーカー「ジェスコ」参上。1600馬力、段飛びシフトが可能な新型トランスミッションを装備したハイテクマシンに
ケーニグセグの何がスゴいのか
そしてケーニグセグの何がどう凄いのかということですが、一言でいうとその技術力。
同じような、比較的あたらしいハイパーカーメーカーだと「パガーニ」が有名で、しかしケーニグセグとパガーニとの違いは「内製率の差」。
たとえばケーニグセグはエンジンを自前で作るものの、パガーニはメルセデスAMGから供給を受けている、という具合です。
なお、ケーニグセグも「エンジンをどこかからか供給してもらおうかと考えた」ことがあり、実際にスバルのF1用エンジン(スバルはF1用エンジンを作っていた!)をテストしたことも。
ただ、その技術力に満足できず、「仕方ないから自分で作ることにした」。
【動画】ケーニグセグはもともとスバル製F1用エンジンにあわせて設計されていた!スバルがF1参戦していたという事実、そしてなぜその後採用されなかったのか
さらにケーニグセグはカーボン製ホイールを採用することでも知られ、そのホイールについても「自分たちで作ったほうがいいものができるので、自分たちで作ることにした」。
加えて「カムレスエンジン」、トランスミッションの無い「ダイレクトシフト」のほか、レゲーラに搭載されるハイブリッドシステム(ケーニグセグは、世界で最も優れたエレクトリックシステムだと豪語)、「ライトスピードトランスミッション」「トリプレックスサスペンション」などを次々と開発。
そういった技術を用いて現在ケーニグセグは「公式」記録だと世界最高速度記録、加速〜減速記録も保有しており、その実力を証明しています。※ブガッティ・シロンの記録はギネス立ち会いのもと行ったわけではなく、ギネスに認定されていない
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どうやったらそんなにポンポンと新技術を開発し実用化できるんだろうなと不思議に思うほどですが、ケーニグセグはまるでバイオリンにおけるパガニーニ、腕時計におけるブレゲのような存在だとぼくは考えています。
ちなみに今回の動画では「軽量クランクシャフト(12.5kgしかない)」を装着した状態でテストを行っているとのこと。
こちらは前澤友作氏がケーニグセグ・ジェスコをチェックする動画。
さすがに数々のスーパーカー/ハイパーカーを所有するだけあり、見どころが一般人ではなく「オーナー目線」ですね。
VIA: Koenigsegg, Yusaku Maezawa
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