| それでもケーニグセグの技術と仕上げを考えると高くはない? |
さて、ケーニグセグ・ジェスコ、そしてジェメイラを注文済みの米大富豪、マニー・コシュビン氏。
今回は自身の注文したジェスコの仕様について「どうするか悩む」という動画を公開しています。
なお、ケーニグセグは実際にジェスコを注文した125人のオーナーを対象としてオンラインコンフィギュレーターを公開していますが、今回同氏はそのコンフィギュレーターを使用しボディカラーやオプションを紹介することに。
カーボンホイールは1190万円
これによると、メタリックカラーは13,900ドル、パールは24,800ドル、織目の見えるベアカーボンボディはそれだけで292,000ドル(約3130万円!)。
さらにそこへアップルレッドやスウィートマンダリンのような「カラーカーボン」を選択するとさらにプラス63,300ドル、そのほか細かいところまでもカーボンに変更してゆくと443,400ドル(4750万円)までに価格が上昇します。
ちなみにマクラーレンP1のフルカーボンボディは3000万円、ブガッティ・シロンも3000万円、ランボルギーニ・チェンテナリオだと2500万円だと言われているので、ケーニグセグの3130万円は極端に高いというわけではなさそうですね。
そしてケーニグセグ得意のカーボンホイール+ミシュラン・カップ2Rタイヤのセットは110,700ドル(1190万円)。
ここで思うのがメタリックペイント150万円、パール265万円というオプションカラーの高額さ。
ただしジェスコの塗装は34層だとも報じられており、そのレイヤーはベースコート20層、パール1層、シャンパーニュ1層、グレー1層、ブルー1層、グリーン1層、そしてなんとクリヤーが9層。
ちなみにロールスロイスの塗装はベース5層、クリヤー2層、トヨタが匠の技を駆使して仕上げるセンチュリーでもペイントは7層なので、これを考慮するとむしろこのオプション価格は「安い」のかもしれません。
最終的に「自分仕様」のケーニグセグ・ジェスコは4億3700万円に
なお、ケーニグセグ・ジェスコのベースプライスは3,419,000ドル(約3億7000万円)ですが、マニー・コシュビン氏が自分の考える仕様へと調整したところ、結果的に4,081,050ドル(約4億3700万円)に。
つまりはオプション価格だけで7700万円にも達したということになりますが、数々のスーパーカー、ハイパーカーを保有し、ブガッティ・シロンやマクラーレン・スピードテールを「世界に一台」のカスタム仕様に仕立て上げ、所有するクルマの維持に年間で最低5000万円をかける同氏にとっては「安いもの」なのかもしれません。