カーセンサーにて、「今ひとつ盛り上がらなかったミニ クーペだが、100万円台となれば話は別だ!」という記事が公開に。
ミニ・クーペというとミニ・ロードスターと同時に発売されたミニ渾身のスポーツモデルで、2009年にコンセプトカーとして登場し、2011年に市販モデルが登場しています。
しかしながら全くと言っていいほど売れず、一代限りでクーペ、ロードスター共々廃版となってしまった悲劇のシリーズでもあります。
ぼくは当時ハッチバックのミニクーパーSに乗っていた(非常に気に入っていた)ということもありますが、この「ミニ・クーペ」を非常に高く評価。
というのもルーフを5センチもぶった切ったそのスタイルは「自動車メーカーが作った」とは思えないほど。
そしてワカメちゃんの髪型のような「ヘルメットルーフ」もこのミニクーペで始めて採用されたもので、これはその後に「ミニ・クロスオーバー」にも採用されています。
そういった「よくここまでやったな」というアグレッシブなデザインを非常に気に入っているのですが、横から見たときのシルエットはまず他では見られないもので、「メーカー純正のカスタムカー(ホットロッド波と言ってもいい)」と考えても良いのでは、と思います。
思えばこのころのミニは調子に乗っていて、セダンを出す、もっと小さいミニを出すと息巻いていた頃で、その流れでミニ・クーペやロードスターのような過激なモデルが登場したと思われ、しかしミニが我に返った今では「もうこういったモデルは出ない」のは確実。
ミニ・クーペは「価格が高い」ことが災いし(クーパーSのATで352万円もした)、当時さすがにぼくも買おうとは思わず、そのまま忘却の彼方に消え去ろうとしていたところにこの記事が出てきた、ということですね。
ミニ・クーペはR56がベースなので、まず走行性能に関しては問題なし。
ミニ「クーペ」とはいうもののシャシーは「ミニ・コンバーチブル」をベースにしており、コンバーチブル用の補強が入っているためハッチバックより30キロ重くなりますが、エンジンは「クーパーS」だと184馬力もあるので不満はないレベルと言えますね(むしろボディ剛性はハッチバックよりも高いと言える)。
足回りもF56世代とは異なってアルミ製の豪華なサスアームが奢られており、「スポーツカー」として十分に語れるレベルとなっています。
カーセンサーを見ると現在ミニ・クーペの登録は38台。
200万円を切る個体は18台ありますが、JCWでも安いもので220万円ほどで購入が可能となっており、この価格でこのスタイリング、そしてこの性能が手に入るのであれば、これは非常に良い選択肢と言えそうですね。
購入するのであれば「クーパーS」もしくは「JCW」。
購入後はホイールをブラック、前後ランプのベゼルやグリルをブラックにペイントしようと考えていますが、その他も細々としたパーツ、ストライプを入れようと考えており、それなりに費用はかかりそうです。