| 正直言うと、ボクは自分自身ではそうとうに欠陥がある人間だと認識している |
基本的に、社会生活にも、家族を持つことにも不向きな人間だと思う
ぼくは「待つ」ことができない。
これは昔からはっきりとわかっていたことですが、エレベーターを待つことすらも苦手であり、ぼくは階段もしくはエスカレーターを使用するのが「常」であります。
もちろん、待ってでもエレベーターに乗ったほうが早く目的の階にたどり着くことができる場合があるとわかってはいるものの、それでもぼくは待つことができません。
ボクは自分に関わる選択権は自分で持っていたい
ただ単にこれは「せっかち」だとも言い換えることができますが、ぼくは自分に選択の権利がないことをひどく嫌う傾向にあり、エレベーターを待つということ、そして自分の意思とは無関係にいろいろな階に停まることが我慢できないわけですね。※ただ、エスカレーターや階段を使うと、閉鎖空間であるエレベーターでは見ることができない資格情報を得ることができ、知的好奇心の観点からエレベーターを避けたいとも考えている
ただ、それがエレベーターという乗り物なので、ぼくはたとえ遠回りになろうとも、自分の足で歩を進め、自分が止まりたいときに止まり、自分が進みたいときに進むことができる道を選びます。
カッコよく言えば「自分の生殺与奪権を自分以外に委ねることはしない」ということですが、同じ理由にて公共交通機関での移動はあまり好きではなく、徒歩だろうが自転車だろうがバイクだろうがクルマだろうが「自分のペースで」移動するようにしているのですが、傍から見るとたんなるワガママに見えるのだろうことも理解しています。※バイクで走るのが好きなのはこういった性格が関係しているのかもしれない
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そして世の中には「自分で決めることができず、他人に決めて欲しい」タイプ、「他人に決められることをヨシとせず、自分で決めたいタイプ」とに分類されると思いますが、当然ながらぼくは後者、ということに。
ボクは団体行動が苦手だ
そういった性格でもあるのでぼくは団体行動というのが非常に苦手であり、それは自分が「引っ張られる側」であっても「引っ張る側」であっても同じこと。
むしろ「引っ張る側」のほうが苦手だとも考えていますが、それは様々な要望をひとつにまとめることを得意としないためで、たとえばグループでなんらかの結論をひとつだけ出さねばならない時、様々な考えや意見を持つ人々の意見をまとめて最適解を出すというのがどうも不得手であるわけですね。
ぼくは、人が多ければ多いほど意思決定の純度が下がると考えていて、たとえば自分が「こう」だと考えていても、他の人が違う意見を述べたとすると、そちらを尊重したり、そちらに合わせたり、はたまたその人を説得する必要が出てきます。
そういったとき、「自分一人だったらこうはならず、すぐに決めてすぐに行動できるのにな・・・」と考えたりするわけですが、こういった無駄な時間もぼくにとっての「待ち」であり、人生の浪費だとも捉えています。
こんな感じなのでぼくは組織の中においても常に「一匹狼(というほどカッコいいものではないけれど)」を貫いているのですが、とくに仕事においては人が増えれば増えるほど、そのスピードと純度が下がってゆくとも認識していて、とくに自分に判断する権利が与えられていない仕事は非常に苦痛。
ただ、ここしばらく、とくにネットの普及、そしてコロナウイルスのパンデミックによって「実は団体行動が苦手で、一人で過ごすほうが楽だと気づいた」人も多いと見え、そういった傾向を持つ人がいることも報道されるようになり、ぼくのような人間にとっては幾分過ごしやすい世の中にはなりましたが、それでも大多数は「群れる」ことを好み、ぼくにとっては居づらい世の中であることには変わりない、と考えています。
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