■駄文(日々考えること)■

あるブロガー / ユーチューバーの独白。「コンテンツを生産しているのに生産者とはみなされず、時間とお金の無駄遣いをしている暇人にしか見られない」

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| 世の中はいまだ「自由人」に対する風当たりが強い |

「人は、見たいものを見たいようにしか見ない」

さて、ブログやYouTubeといった活動を行っていて一番辛いのが「周囲から理解を得られない」。

どういうことかというと、ブログやYouTubeにて記事や映像を作っているとしても、周囲からは「遊んでいるようにしか見られない」という事実であり、それでお金を稼いでいたとしても「ネットを見て時間を潰している」暇人や浪費家にしか見られないという現実です。

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世の中には「生産者と消費者」とが存在するが

ちなみにですが、世の中には「生産者」と「消費者」とが存在し、生産者はモノ(有形であったり無形であったり)をつくる人、そして消費者はそれを購入したり楽しんだりする人。

よってブロガーやユーチューバーは「生産者」に該当するかと思うのですが、世間一般の認識では「ゲームに課金ばかりして何もしない人」「家でゴロゴロしてばかりで働かない人」、つまりコンテンツを消費する人のように捉えられることが多く、「風当たりが強いな」と思う今日このごろです。

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こういった事情もあってブロガーやユーチューバーは(どこか組織にでも属していない限り)こういった偏見、そして孤独との戦いということになりそうですが、ユーチューバーは非常に高いレベルの、そして多方面にわたる才能が要求され(ぼくはそのレベルにまで遠く及びませんが)、たとえば成功しようと考えるならば「優れた脚本を考え、自身で監督と主演を努め、おまけに撮影も行い、音響や編集までをも担当する」こととなり、つまりは映画製作に関わる業務を一人(あるいは少人数のグループで)で行うこととなるわけですね。

もちろんすでに成功を収めたユーチューバーはスタッフを抱え「分業」を行うことが可能となるものの、今から新しくユーチューバーを始めようとなると当初は「兼業」とならざるを得ず(すぐに食べて行けるだけのお金をYouTubeで稼ぐことは難しい)、自身で勉強しつつ、試行錯誤を繰り返しつつ、そして理解されない孤独に耐えつつも動画を作成するということに。

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なお、村上春樹の小説に「どの小説家の最初の作品も、家族が寝静まったキッチンで書かれたものである」というような表現があったと記憶していますが(自身のデビュー作「風の歌を聴け」がまさに”キッチン・テーブル・ノベル”であった)、いずれのブロガー、そしてユーチューバーも成功するまでは同じようなものなのかもしれません。

一部の人々はビジネスチャンスを逃さない

しかしそれでも野心を抱き、孤独に負けず前に進もうとする人々もたくさんおり、ここ最近で端的なのが「AI関連ユーチューバー」。

Chat GPTに始まりGeminiの登場時にはそれぞれの「使い方」、そして最近ではナノバナナをはじめとする生成系(動画や画像)AIの使い方を解説するユーチューバーが大量に登場していて、その多くは「YouTubeへの登録が浅く」「チャンネル登録者も少ない人」ばかり。

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それでも彼ら / 彼女らは明るい未来を夢見て自分の時間を「将来に投資し」、おそらくは孤独と戦いながらコンテンツを作成しているのだと思われ、その孤軍奮闘する姿に勇気づけられることも。

参考までに、アリシア・キーズが表舞台にでてきたとき、「ポッと出のラッキーガール」のように扱われ、本人も「皆、私が一夜にして有名になったかのように捉えているけれど、その一夜のためにどれだけの夜を努力に費やしたかは誰も知らない」と語っていたことがあり、どんな人であっても「知られざる努力」は理解されにくいのかもしれませんね。

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いずれにせよ、一部の職種は人々に理解されにくく、「人は見たいものを、見たいようにしか見ない」という傾向により、孤独を味わうことになるのかもしれません。

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