オメガがスピードマスター「シルバースヌーピー アワード」発売！今まででもっとも特別なスピードマスターのひとつ

｜　過去のスヌーピーモチーフのスピードマスターとはまったく違う　｜

オメガがスピードモデルの新バリエーション「スピードマスター シルバースヌーピー アワード」を発表。

これは1970年にNASAからオメガに対し、アポロ計画や宇宙開発計画に対する多大な貢献を称えて贈られた「シルバースヌーピー アワード」の50周年記念という位置付けとなっており、まさにその外観はまんま「スヌーピー」。

なお、「なんでNASAがスヌーピー？」と思ってしまいますが、これはスヌーピーがNASAの公式マスコットだから。

NASAとスヌーピーとの関係は1969年にはじまる

時を遡ること51年、1969年3月18日発行のコミックに「スヌーピーの宇宙飛行士版」が登場し、その後NASAのポスター等にマスコットとして採用されることになり、同年5月に打ち上げられたアポロ10号の司令船のコードメームは「チャーリー・ブラウン」、そして着陸船のコードネームは「スヌーピー」。

現在でもNASAとスヌーピーとの関係は続いており、2023年の火星ミッションにもマスコットとして採用されているようですね。

スピードマスター シルバースヌーピー アワードはこんな腕時計

スピードマスター シルバースヌーピー アワードは（月面で初めて使用された）第四世代にインスピレーションを得たといい、ケースは42ミリのステンレススティール製。

ベゼルはブルーセラミック、タキメータースケールはエナメル製、さらには「ドットオーバー90」も。

シルバーダイヤルにはAg925にてレーザーエングレービングが施され、スモールダイヤル（サブダイヤル）には宇宙服を来たスヌーピーが再現。

インデックスもブルー仕上げです。

真の見所はケースバックに

なお、オメガ曰く「スピードマスター シルバースヌーピー アワードは、これまでスヌーピーをモチーフにしたスピードマスターとは全く違う」とのこと。

その理由はケースバックにあり、オメガによる説明は下記の通り。

ケースバックのマジックハンドには、司令船に乗ったスヌーピーがあしらわれています。クロノグラフ秒針が動作すると、スヌーピーが月の裏側を巡って旅をします。月の部分、独自のマイクロ構造の金属化を使用したサファイアクリスタルで装飾されています。地球をかたどったディスクもあり、時計のスモールセコンドに連動して1分間に1回転します。

OMEGA

採用されるムーブメントはキャリバー3861（手巻き）で、もちろんマスタークロノメーター認定ですが、もちろんケースバックの「スヌーピーの動き」を再現するために特別に調整されており、これは「スピードマスター シルバースヌーピー アワード」のみの特別な仕様ということになりますね。

そしてオメガらしく桁外れとなる15000ガウスの耐磁スペックを保有しています。

スピードマスター シルバースヌーピー アワードについては「限定」と明言されていないものの、当然ながら大量に生産される製品だとは思えず、入手はおそらく「狭き門」。

オメガの腕時計は一般に大きく値が下がる傾向にありますが、スピードマスターの限定モデルや特別モデル、シーマスターの「007モデル」だけは価格を維持する傾向にあり、この「スピードマスター シルバースヌーピー アワード」も買って間違いのない一本だと考えて良さそうですね。

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参照：OMEGA, PENUTS