| ベントレーは2017年に現在の経営体制となった後、その方向性を大きく変えて「リバイバル」「コラボ」に注力 |
様々な意見があるようだが、ボクは現在のブライトリングのほうに魅力を感じる
さて、ベントレーと長らく提携関係にあったものの、そのパートナーシップを解消した後に様々なコラボモデルを発表しているブライトリング。
トライアンフやボーイング、シボレーやシェルビー、フォードとのコラボモデルが登場していますが、コラボモデルの中でも非常に人気が高いのが「デウス・エクス・マキナ」とのダブルネーム仕様。
今回発表されるモデルで第三弾となり、これまでに比較するとシンプル、そしてシックなデザインを持っているように思います。
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トップタイム B01 デウスはこんな腕時計
こちらが今回発表された「トップタイム B01 デウス(AB01765A1B1X1)」。
価格は990,000円に設定されており、前回のデウス・エクス・マキナ」とのコラボによるトップタイムの価格は660,000円だったので(ムーブメント、機能は多少違えど)昨今のインフレの凄まじさを改めて感じさせられます。
ケースは今まで通りのステンレススティール、しかしムーブメントはブライトリング マニュファクチュール キャリバー 01へとアップグレード。
文字盤上には堂々たるデウス・エクス・マキナのロゴが見られ、そしてタキメーターのスケールの一部には鮮やかなレッドが採用されています。
ストラップはモータースポーツを連想させる「穴あき」、そしてシボ感の強い仕上げを持つレザー(ステッチの太さもよく考えられていると思う)。
なお、この「トップタイム」はブライトリングが1960年代に発売していたものを2020年にリバイバルしたもので、当時と同じ「時代の変化に敏感な人々を取り込む」というコンセプトにて登場したシリーズ。
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一方のデウス・エクス・マキナは、2006年にオーストラリアで創業されたブランドで、ハンドビルトのカスタムバイクやパーツ販売からスタートしていますが、メンバーの趣味の範囲が非常に広く、その趣味を次々にビジネス化していったためにスケートボードやサーフィンといったところにまで製品が拡大しており、こちらも時代の変化を取り入れつつもタイムレスなのものを生み出してゆくという、ある意味ではブライトリングそしてトップタイムとオーバーラップする存在だと言えるかもしれません。
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ブライトリングは「スーパーオーシャン」日本限定モデルも発売
そしてブライトリングは日本限定モデルとして「スーパーオーシャンヘリテージ 42 ジャパンエディション(AB20108A1C1A1 / 792,000円)」も発売。
このスーパーオーシャン ヘリテージもまた1950年代の「スーパーオーシャン」にインスパイアされた腕時計ですが、ブライトリングは2017年にCVCキャピタル・パートナーズに買収されていて、それ以降にはこういった「ヘリテージ」が多く誕生し、そして流行を意識したカラーリングが登場したり、多数のコラボモデルを発表するという方向性へとシフトしています。※並行輸入の制限やブティックの整備を行い、ブランドの立て直しを図り始めたのもこの頃である
参考までに、CVCキャピタル・パートナーズはF1の経営権を長らく持っていたことがよく知られていますが、2016年にはその権利をリバティ・メディアに売却しています。
そしてそこからのF1は大きな変革を遂げ、様々な方面での露出を図ることで大きくファンを増やしているのは御存知の通りで、F1についてはリバティ・メディアのほうが(得意分野を生かして)うまく成長させることができ、しかしブライトリングについてはCVCキャピタル・パートナーズの得意とする「着実な、そしてセオリーに従った」ブランド成長戦略によって(前経営体制に比較して)成長しているということになり、何事にも「向き不向き」「得手不得手」があるということもよくわかりますね。
スーパーオーシャンヘリテージ 42 ジャパンエディションに話を戻すと、そのケース径は42ミリ、素材はステンレススティール、ムーブメントはブライトリングB20(マニュファクチュール)が採用されています。
ベゼルはセラミック、そしてダイヤルは流行の「ライトブルー(サンレイ仕上げ)」。
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参照:Breitling