レンジローバーと腕時計メーカー「ゼニス」がパートナーシップを締結したのは以前に紹介したとおりですが、今回レンジローバーが発表した新型車「ヴェラール」と早速コラボした腕時計が登場。
これは「クロノマスター・エル・プリメロ・レンジローバー・ヴェラール・スペシャルエディション」という一回では覚えにくい名称が与えられたもので、文字通りムーヴメントにあの名機「エル・プリメロ」が使用されたもの。
レンジローバーと腕時計メーカー、ゼニスがコラボ。「エル・プリメロ・レンジローバー」を発表
エル・プリメロはかのロレックス・デイトナに採用されていたムーヴメントでもあり、1988年から2000年までのデイトナに搭載されています。
ゼニスそのものは1999年にルイ・ヴィトンを核とするLVMHグループに買収され、それに伴い「エル・プリメロ」の外部供給が停止されたためにロレックスは自社にてクロノグラフ用ムーヴメントの開発を行わざるを得なくなったという経緯がありますが、デイトナ=エル・プリメロという認識も強く、従ってエル・プリメロ搭載時代のデイトナは非常に高い人気がありますね。
クロノマスター・エル・プリメロ・レンジローバー・ヴェラール・スペシャルエディションのケースは珍しいアルミニウム製で、ケース径は42ミリ。
つや消しのカッパー(ブロンズ)で仕上げられており、グレーの文字盤を採用。
ベルトはラバーとダイアモンド状の穴が穿たれるカーフスキンとなり、これらはヴェラールのインテリアに採用されるのと同じ素材。
ケースバックはスケルトンで、ケースバック/ローターにもレンジローバーやヴェラールのロゴが刻まれ、特別感のある一本となっています。
レンジローバーとゼニスがパートナーシップを締結。
ゼニスというとあの名機エル・プリメロを生み出した腕時計メーカーですが、現在はルイ・ヴィトン傘下にあります。
そのためルイ・ヴィトンのウォッチでも一部クロノグラフにはエル・プリメロを使用していますが、そんな大御所のゼニスとやはり英国の伝統ブランドがタッグを組んだわけですね。
もちろん使用するムーブメントはエル・プリメロで、今回発表された腕時計の名はズバリ「エル・プリメロ・レンジローバー」。
なお現在他の自動車メーカーと腕時計メーカーのコラボだと下記が主なものです(独断)。
・フェラーリとウブロ
・ブライトリングとベントレー
・マセラティとブルガリ
・シェルビー・コブラとボーム・メルシエ
・ブガッティとパルミジャーニ・フルニエ
・AMGとIWC
有名どころの腕時計メーカーでまだ自動車メーカーとパートナーシップを結んでいないのは下記があるように思います。
・タグ・ホイヤー(アイルトン・セナシリーズを発売しており特定自動車メーカーとのコラボは難しい?)
・オーデマピゲ
・パネライ(以前はフェラーリとコラボしていましたが今はフリー)
・ロレックス
・ブレゲ
・パテック・フィリップ
・ジャガー・ルクルト
・ベル&ロス
・オメガ
逆に自動車メーカーで腕時計メーカーと現在コラボしていない主なところは下記の通り(独断)。
・BMW
・ミニ
・ロールスロイス
・アルファロメオ