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消滅の危機にあったアウディR8がスーパーEV「e-tron GTR」として2022年に登場?ソリッドステートバッテリー搭載で0-100km/h加速2秒という話だが

2019/04/23

少し前までは「2025年まではソリッドステートバッテリーの実用化はできない」と言っていた

カーメディア、Car Magazineが報じたところによると、次期アウディR8は「ピュアエレクトリックスポーツ」になる、とのこと。
加えて「R8」の名は消滅し、「e-tron GTR」に置き換えられる、とも報じています。※画像はPB18 e-tron(AI:Race)

そしてこのe-tron GTRの登場は2022年だとされ、95kWhの容量を持つソリッドステートバッテリーを搭載し、3つのモーターを組み合わせて合計680PSを発生する上、0-100キロ加速は「2秒ちょっと」になる、とも。

この技術はポルシェ918スパイダーにも転用されそう

さらにe-tron GTRにおいては一回の充電あたりの走行距離が483キロに達し(発売済みのe-tronに比較して160キロほども多い)、ワイヤレス充電にも対応する、としています。

この部分を聞くと「夢のようなクルマ」ではありますが、まず気になるのは「ソリッドステートバッテリー」。
これは現時点では実用化されていない技術であり、かつ多くの自動車メーカー/バッテリーメーカーが開発を急いでいるものです(BMWやウィリアムズもかなりの段階まで開発が進んでいるとされる)。

アウディ属するフォルクスワーゲングループはエレクトリック化に未来を見出しており、アウディとポルシェが率先してエレクトリック化を進めているという状況ですが、ポルシェはバッテリー技術を高めるために「リマック」とパートナーシップを結んでいるのは周知の通りですね。

そしてポルシェはソリッドステートバッテリーの開発と実用化について「かなり高い優先順位」で進めていると思われ、しかしこれまでの経緯からすると「2025年以降でないと実用化は無理」。

それが今回の報道では2022年に発売ということとなっており、つまりは「実用化のめどが立った」ということなのかもしれません。

プラットフォームはポルシェ製

そして今回の報道では「アウディR8後継、e-tron GTRのプラットフォームはポルシェ・タイカンの改良版」としており、アルミ製モノコックシャシーに4WDというパッケージングを採用するだろう、とも述べています。

現時点でこの報道について「これまでと異なる」部分が多く、よって簡単には信じることが出来ないものの、アウディは減少するR8の販売を見るに「次期R8」の存在自体に懐疑的。

ただ、エレクトリック化を推進するにあたり、「エレクトリックスーパースポーツ」を発売することはブランドイメージ再構築、そしてプロモーションおよびセールスの観点からも非常に有用で、「エレクトリックスーパーカー発売」という観点から見ると”ありそうな話”だとも思います。

なお、アウディは以前に発表したエレクトリックスポーツ「PB18 e-tron」を50台限定にて発売するとしており、このクルマは「3モーター+4WD、775PS、0-100キロ加速2秒程度」。

つまり今回ウワサにあがった「e-tron GTR」とスペックが近く、PB18 e-tronの開発コスト回収のためにe-tron GTRを発売するのかもしれませんね。

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