｜ 信頼のTOM'Sだけに安心して買えそうだ ｜
トヨタのセミワークス的存在にてモータースポーツ活動に携わってきたトムス（TOM'S）。
そのトムスは東京オートサロン2020にて「トムス・スープラ（TOM'S SUPRA）」「トムス・センチュリー（TOM'S CENTURY）」を発表していますが、それぞれ台数限定ながらも販売を行う、とアナウンス。
なお、その価格は「安くはなく」、トムス・スープラは99台限定で14,230,000円、トムス・センチュリーは36台限定で28,160,000円。
それぞれベースモデルであるスープラ（RZ/7,028,778円）、センチュリー（19,962,993円）に比較して「かなりな」価格上昇となっています。
なお、TOM'Sはトヨタと資本関係はなく（現在はゲームコンテンツ製作を行うモブキャストホールディングスが所有）、TOM'Sは設立者である「舘（Tachi）」「大岩（Oiwa）」「モータースポーツ（Motor Sport）」の頭文字を取ったもので、「トヨタ（Toyota）」の「To」とは無関係。
トムス・スープラはこんなクルマ
まずはトムス・スープラですが、トムスいわく「TOM'Sの歴史はスープラとともに戦った歴史」。
実際に70スープラで全日本ツーリングカー選手権、80スープラで全日本GT選手権を戦い、90（GR）スープラでも2020年よりSUPER GTに参戦予定。
そんなTOM'S SUPRAにつき、その出力は460馬力。
エンジンは3リッター直6のままなるも、ハイフロータービンへの変更とヒートエクスチェンジャー相違着、カスタムエキゾースト「トムス・バレル（名前がカッコイイ）」、カスタムエキゾーストマニホールドへのリプレイス、さらにはECU変更て120馬力アップを達成。
ボディとサスペンション/ブレーキについては、専用ブレースにて補強されるほか、ダンパーやスプリングも専用品に。
フロントブレーキはブレンボ製6ピストンキャリパー＋380ミリ径ローターに変更されています。
そしてボディはオーバーフェンダーによってSUPER GT GT500参戦用車両と同じ「1950ミリ（＋85ミリ）」までワイド化され、フロント/リア/サイドにはドライカーボン製のディフューザーを装着。
そのほか、GTウイングとバンパーガーニッシュに装着されています。
フロント/リア/サイドディフューザーにはウイングレットが設けられてアグレッシブなデザインへと変更され、テールパイプはレクサス「F」モデルのような「段違いで縦に配置した」構造を持っていますね。
トムス・スープラのインテリアはカスタム可能
そして今回トムス・スープラのインテリアは公開されていないものの、トムスによると「オーダーメイド可能」。
標準仕様だとカーボン製ガーニッシュが採用され、オプションでは「よりサポート力の高い」バケットシートへと変更可能、とのこと。
トムス・スープラは高い魅力を持っているが
そして、トムスはこの「トムス・スープラ」を仕上げたメンバーについて下記のように説明。
レース直系の技術が盛り込まれながらも、あえてエンジン本体には手を入れないことで信頼性を確保しており、高い実用性を持つと思われます。
画像のボディカラーは特別職の「レジェンド・グリーン」、装着されるホイールは「オプション扱い」のようですね。
“THE SPORTS“がテーマの「TOM‘S SUPRA」は、レースエンジンのスペシャリスト「前田光彦」がパワー部門を担当。セナとプロストの片腕と呼ばれダンパーの魔術師「寺本浩之」がサスペンション部門を担当し、トヨタテストドライバーの頂点、元トップガン「西島光義」による徹底的なテストにより創り出される。
トヨタ自身もこれまでにSEMAにていくつかの魅力的なカスタムカーを発表していますが、このトムス・スープラはそれらに勝るとも劣らない外観やスペックを持っており、しかも「実際に買える」というのは魅力的。
現在、様々なチューナーがGRスープラ向けのカスタムパーツを発表していますが、コンプリートカーを販売する例はまだ無く、この金額（オプション無しで14,230,000円）を出せる人にとっては”いい買い物”だとも考えています。
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VIA:TOM'S