ポルシェは2020年に初のEVとなる「ミッションE」を発売しますが、それに先駆けてか一部ディーラーに「充電器」を設置開始している模様。
ミッションE」の航続可能距離は400-500キロと言われますが、そのためには大きなバッテリーパックを搭載する必要があり、そのバッテリーパックを充電するのに欠かせないのがポルシェの「ターボチャージングシステム」。※左側の小さい充電器は今までのPHEV用
これはミッションEに搭載されるバッテリーにつき、その容量の80%を15分で充電する、というもの。
もちろん通常の充電器に比べると高性能であり、そのためかコネクターの形状が他とは異なるのがちょっとした問題で、しかしポルシェはこの規格をできるだけ多くのメーカーに使って欲しいと考えているために「ターボチャージング企画の採用」を各社へと呼びかけています。
現在のところこの企画採用を表明しているのはBMW、メルセデス・ベンツ、アウディ、フォード。
日産やトヨタは現在傘下についてコメントしておらず、もちろんテスラもそれは同じ。
なおミッションEは800ボルトのバッテリーパックを持つとされ、出力は600馬力、0-100キロ加速は3.5秒が目標スペック。
走行可能距離は上述の通り400-500キロとされているものの、価格については現時点で情報がなく、年間2万台と言われる目標をクリアできるかどうかは価格設定も重要なポイントとなりそうです。
ポルシェ「ミッションEは年間2万台を販売」「718ボクスターのEV化を検討中」。今後10年でEV化が一気に加速
ポルシェCEO「ドイツで最も速くEVにシフトしたメーカーになる。2023年には販売の50%をEVに」
BMW、ベンツ、フォード、ポルシェ、アウディがEVのハイパワー充電新規格に合意。どうするテスラ、そして日本勢?