朝日デジタルによると、プリウスの盗難が急増中、とのこと。
しかも「新手口」を用いたものがメインとなっており、有効な防止策はないようですね。
この「新手口」とは、まず車両をこじ開けてから車両に搭載されるECUを抜き取り、その後「予めキー(リモコン)とともに用意した」ECUに入れ替え、そのままキーでエンジンを始動して車を盗み出す、というもの。
警察ではこれを「積み替え」と呼んでいるようですが、こうなると「物理的にステアリングホイールとブレーキペダルをロックする」ような古典的防犯アイテムを使用するしかなさそう。
なお記事では「盗まれたプリウスは10日後に乗り捨てられているのを発見」としており、盗んだ動機はちょっと不明。
「乗り回す」のであれば高級車やスポーツカーを盗むでしょうし、わざわざこの「積み替え」を行うのであれば計画的犯行ということになり、「盗んだ後に捨てる」つまり転売目的でもないということになるので、ますます「なぜ盗んだのか」が理解できない、ということです。
考えられるのは「パーツを外して転売」ですが、これは「いったん車を盗み出してから」見つからないところへ移動させ、そこでゆっくりとパーツを外したのかもしれません。
なお、日本損害保険協会によると「盗まれやすい車」ランキングは下記の通り(トラックなど業務用は除外。しかし見事にトヨタ車ばかり)。
10位のスカイライン(グレード不明ですがGT-Rが狙われやすいのかも)に比べると1位のプリウスはなんと件数にして「14倍」も盗まれているという結果で、プリウスの人気の高さが改めて伺えます。
2位:ハイエース
3位:ランドクルーザー
4位:アクア
5位:セルシオ
6位:クラウン
7位:インプレッサ
8位:アルファード
9位:ヴィッツ
10位:スカイライン
アメリカにて、白昼堂々とディーラーから車を盗む案件が複数発生
意外な結果。イギリスで「盗まれやすい」車の第1位はポルシェ、2位ベンツ
これが日米の「盗まれる車」ランキングだ。米はホンダ、日本はトヨタが上位を占める結果に