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北米にて、スバルWRXが自主回収。最悪の場合「サブウーファーが炎上する」

2017/11/12

北米にて、スバルWRXがリコール寸前の対応に

北米にて、2015年のモデルのスバルWRXが「自主回収」の対象に。
これは(ちょっと奇妙ですが)サブウーファーが最悪の場合発火する、というもの。
具体的にはトランク内にあるサブウーファーの配線と車体(トランク内の鉄板部分)とが擦れ、そこで被膜が削れて配線がむき出しになるとショート→発火の可能性がある、とのこと。

近年、車の品質管理はどんどん困難に

これは9,178台のスバルWRX(生産は2105/1/17-4/9)に関係するとのことで、ディーラーにて回収を行い、状況を点検し、必要であれば対策を行う、としています。

非常に珍しい例ですが、自動車は快適装備や安全装備の拡充にてどんどん複雑かつ装備が高度化しており、そしてサプライヤーの数も増えていると思われ、こういった状況の中で自動車メーカーがその品質を完璧に管理するのがどんどん難しくなっていそうですね。

法的に求められる要件はどんどん厳しくなり、競争によって装着しないと「売れない」というような装備も増えてきており、さらにはハイブリッドまで搭載してしまうとパーツ点数が増えることになりますが、とにかく自動車メーカーの負担や責任は大きくなる一方であり、自動車の価格が「上がり続ける」のも仕方がないのかもしれません。

なおマツダ、スバルはリコール率が高く、かつ発見も後手に回ることが多いようで、品質管理が「追いついていない」ような印象も。

単純に故障だけを考えると「シンプルにするに」こしたことはありませんが、もはや社会的にもセールス的にもそれが許されない時代まで来てしまった、ということになりそうです。

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