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伝説の「黄色」が復活、スバルが東京オートサロン2026出展概要を公開。レヴォーグ・WRX S4の「サンライズイエロー」特別仕様車がカッコいい

伝説の「黄色」が復活、スバルが東京オートサロン2026出展概要を公開。レヴォーグ・WRX S4の「サンライズイエロー」特別仕様車がカッコいい

Image:SUBARU

| スバルは昔から「イエロー」にはちょっとしたこだわりがあるようだ |

この記事の要約

スバルとSTIが「東京オートサロン2026」の出展概要を公開

「サンライズイエロー」を採用したレヴォーグとWRX S4の特別仕様車が登場

初公開のスーパー耐久参戦車やGT300など、モータースポーツ車両が勢揃い

新井敏弘選手らによる迫力のショーランやトークショーも開催予定

欧州車勢に対抗する、日本独自の「走りの質」と市場動向を考察

ついにベールを脱いだ「スバル/STIブース」。ファンが熱狂するその理由とは

2026年1月9日から11日まで幕張メッセで開催される「東京オートサロン2026」。

スバル(SUBARU)とそのモータースポーツを統括するSTIは、今回の展示の主軸を「Performance(走りの愉しさ)」と「Adventure(冒険への高揚感)」の2つのシーンに定めたとしてその出展概要を公開。

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Image:SUBARU

特に、かつてのファンを熱狂させた「サンライズイエロー」の復活(2015、2016、2025年にも登場)は単なるカラーバリエーションの追加以上の意味を持っており、今の時代、多くのブランドが電動化や効率を優先する中で、スバルはあえて「感性に訴える走り」を強調することで、ユーザーとの絆をさらに深めようとしていることがわかります。

心を震わせる「サンライズイエロー」と究極のカスタマイズ

今回の出展車両の目玉は、スバルのモータースポーツDNAを色濃く反映した限定モデルと初公開の「競技車両」。

「競技車両(スーパー耐久シリーズ2026 新参戦車)」については現在情報が公開されていませんが(会期が近づくにつれ公開予定)、まずは以下のモデルにつきアナウンスがなされています。

■ LEVORG & WRX S4 特別仕様車のスペック

「STI Sport」という最高峰のグレードをベースに、黒と黄色のコントラストが圧倒的な個性を放ちます。

項目LEVORG / WRX S4 共通特別仕様
ベース車LEVORG: STI Sport EX / WRX S4: STI Sport R EX
外装色特別色「サンライズイエロー」
外装装備18インチアルミ(マットブラック)、ドアミラー/ルーフアンテナ(ブラック)
内装装備STIロゴ入りRECARO®フロントシート(イエローパーフォレーション)、スエード調インパネ
機能パーツSTIパフォーマンスパーツ、SUBARU純正用品装着
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■ 走行性能を極めたインプレッサ

「IMPREZA ST-H STI Performance Edition PLUSパッケージ装着車」は、スポーティかつカジュアルなデザインを保ちつつ、「しなやかな乗り心地」と「優れた操縦安定性」を高次元で両立させています。

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Image:SUBARU

市場の激変と、スバルの「Different(独自性)」への挑戦(考察)

2026年の日本国内市場において、輸入車勢(特に欧州ブランド)含む各自動車メーカーがBEV(電気自動車)への移行を強力に推し進めている状況ではありますが、やはりクルマ好きの間では「操る愉しさ」や「内燃機関特有のビート」を求める声が依然として根強く残っています。

スバルが今回、あえてモータースポーツ車両を大々的に展示し、限定車に「サンライズイエロー」という象徴的なカラーを復活させたことは、こうした「熱狂的なファン(Subarist)」への強力なアンサーと言えるのかもしれません。※スバルはずっと前、レガシィに「カシミアイエローパール」を採用したり、意外とイエローを重視するブランドでもある

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Image:SUBARU

多くのクルマデジタライゼーションや高級感で勝負するのに対し、スバルはSTIの技術を通じ、「クルマとの一体感」というアナログかつ本質的な価値で差別化を図っているのだと考えてよく、これは競合他社には真似できない、スバルならではの市場ポジションをより強固なものにする戦略だと言えそうです。

スバルの車作りは「名門の山岳ガイドが選ぶ、信頼のピッケル」のようなものに例えられ、過酷な環境(モータースポーツ)で鍛え上げられたその道具は、日常(公道)というステージにおいても”使い手に揺るぎない安心と、山頂(目的地)に到達するまでの至福の時間を約束してくれる”というわけですね。

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Image:SUBARU

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参照:SUBARU

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