マセラティ・グラントゥーリズモの見積もり取得。残価設定有無、支払期間長短で毎月の負担はこれだけ違う

｜　マセラティ・グラントゥーリズモを購入するといくら？　｜

さて、先日試乗したマセラティ・グラントゥーリズモの見積もりを取得。
ボディカラーはイエロー（スペシャルペイント）、ホイールやヘッドライトをブラック化した仕様です。
マフラーエンドはもともとブラックですが、あとはウインドウモールとマセラティのエンブレム（フロントグリルとCピラー）、フロントフェンダーのエアダクトをブラックにペイントする必要があり、そのぶんは別途見る必要があります。※ウインドウモールはラッピングのほうが安いかも

オプション合計は954,594円

新型グラントゥーリズモはインフォテイメントシステムも充実しており、内装も基本的にフルレザーなので、インテリアにかかるオプションは極小。
そのためにオプションにかかる費用は合計で954,594円に収まっています（ボディカラーとホイールがそのうちの半分以上）。

ボディカラーはブラックやメタリックグレー系、あとはレッド、ホワイト、そしてイエロー。
かなり迷うものの、この中だと「イエロー」を選びたい、と思います。
なお内装はブラック、ベージュ、レッド、サンド、ブラウンと言った感じが標準の選択肢で、その中から今回はベージュを選択。

ぼくはクルマの外装に使用するカラーはできれば「2色」に抑えたいと考えていて、そのためにホイールなどに「ブラック」を選択していますが、同じ理由でブレーキキャリパーは「イエロー」。
この費用は56,143円となっており、ランボルギーニやフェラーリ、マクラーレンの（同じカラードキャリパー選択）オプションと比較すると価格は1/3ほどとなっています。

そのほか、トリムなどオプションは「山のように」ありますが、とりあえずは「必要最小限」なものを選択した見積もりの内容が下記の通り。

支払いプランを見てみよう

ここではマセラティ・グランツーリズモをローンで購入するとどうなるのか？を考えてみます。
まずは残価設定ローンを見てみましょう。
マセラティ・グラントゥーリズモの残価は3年だと50％、5年だと30％。
ポルシェやアウディ、BMWと同じくらいで、とくに不利はない、という数字ですね（ただしフェラーリは3年で75％、ランボルギーニ・アヴェンタドールは70％、ランボルギーニ・ウラカンは65％残る）。

3年払い、残価設定ローンだとこうなる

まずは3年（36回払い）。
注文時に300万円を保証金として支払う必要があり、それをまんま「頭金」として参入しています。
かんたんに言うと頭金300万円で、毎月の支払いは257,400円で、ボーナス払いは一回あたり257,400円。
つまり3年の間に257,400円を年14回払う、ということですね。

5年払いの残価設定ローンだとこんな感じ

こちらが5年、60回払い。
毎月221,300円＋ボーナス払いも221,300円。
3年払いとのときと月あたり36,000円くらいしか差がありませんが、これは「支払期間が長いために金利負担が大きくなっている」こと、「残価が3年払いに比べて目減りしていること」。
車両金額（ローン元金）も大きな車ほど、こういった「支払期間を長くしても、毎月の支払金額が変わらない」という現象が発生する傾向にありますね。
なお、残価率は3年：50％、5年：30％ですが、この数字は希望によって「増減」できる、とのこと。
グラントゥーリズモの中古価格を見るに、「60％程度」までは引き上げても売却時に損することは無いかもしれませんね。

残価設定なし、3年払いだとこうなる

続いて、残価設定ローンを使用しない場合を見てみましょう。
まずは3年コース。
毎月505,300円の支払いですが、ここで特筆すべきは「月々の支払金額が大きいのでローン元金の減りが早く、よってトータルでの金利負担が小さい」ということ。
その差は「残価設定あり」だと金利（手数料）789,417円、「残価設定なし」だと523,003円。
毎月の支払いは大きいもののトータルで266,414円安くあがる計算になり、月々の余裕があればこちらをオススメ。

残価設定なし、5年払いだとこうだ

毎月の支払いは308,900円となり、これは残価設定ローンの「3年」と「5年」との差に比べ、残価設定ローンなしの3年と比較すると毎月の負担がかなり大きい、ということに。
加えて金利も「残価設定あり」の3年よりも大きく、この支払い方法を選択する理由はかなり小さい、と言えそうです。