| 日本車バブルといってもいい状況が発生中 |
日本の中古車は世界中で人気が高く、それは「信頼性」といった面が大きそう。
加えてアメリカにおいては「25年ルール(新車販売から25年たった車は自由に輸入できる)」によって当時アメリカで販売されていなかった日本車を購入できるようになったり、最近裕福になった国の人々が「昔憧れていた」日本車を購入する、といった例も。
日産GT-R、ホンダNSXなど国産スポーツカーの中古価格が謎の急騰。原因は「25年ルール」
2018年、「25年ルール」でアメリカに輸出可能な車はコイツらだ。「80スープラ」「ランエボⅡ」「S14シルビア」etc.
2001年のレクサスLX470が1500万円?
よって低走行の日本車は大変な人気で、しかし今回は2001年製のレクサスLX470がなんと1500万円にて販売中(”やりすぎ”感は否めない)。
なお走行距離はわずか1000キロちょっとで、売主は「世界で最も走行距離が少ないレクサスLX470」だと主張しています。
ちなみにこのレクサスLX470にはひとつの「物語」があり、この車は新車として2001年当時に販売され、しかしオーナーに引きわたされる直前に「盗まれて行方不明になっていた」個体。
その後盗賊はなぜか他の盗んだ車と一緒にこのレクサスLX470を保管しており、最近になってこれらが発見されることに。
ただし保険会社がすでにディーラーに保険金を支払っているので所有権は保険会社へと移転しており、保険会社から車両を買い取った販売主が中古車として売りに出した、という流れ(保険会社の”算定方法”に従った額で買い取ったとすると、かなりな利益が出ることに)。
↓走行距離は1043キロ
三菱GTOは550万円
そしてこちらは三菱GTO(3000GT VR4)。
日産スカイラインGT-R、トヨタ・スープラ、フェアレディZと並んで語られる90年代の国産スーパースポーツの代表格ですが、当時はライバルたちほど評価は高くなく、しかし最近になって再評価されている車でもありますね(ミツビシFTOも同じく最近評価を上げている)。
エンジンは3リッターツインターボ、出力は(アメリカ仕様で)300馬力、駆動方式は4WD。
0-100キロ加速は5.2秒、最高時速は250キロという今でも色褪せないスペックを持っています。
なお電子制御式サスペンション、可変エキゾーストシステム、4輪操舵を備え、ここだけ見るとまさに「最新モデル」のよう。
今回販売されているのは走行距離2190キロの個体で、その価格は邦貨換算で550万円。
見ての通り新車といっても通るほどのコンディションを持っており、こちらも「アメリカで最も走行が少ないGTO」というのが売主の主張です。
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