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レクサス「330万円以下のモデルは絶対投入しない。しかしこれから20以上のニューモデルを追加する」

2018/07/13

| レクサスはさらに高価格帯へ移行 |

レクサスが「30000ドル(330万円)以下の車は発売しない、と公言。
これはカーメディア、Wirds Autoのインタビューに対して語ったもので、トヨタ・ノースアメリカ・レクサス・ディビジョンのエグゼクティブ・アドバイザー、ジェフ・ブラッケン氏は述べた内容だとして報じられています。

同氏によれば「レクサスのラインアップ拡大はメルセデス・ベンツ、BMW、アウディなどドイツ勢に対抗するためのものではあるが、3万ドル以下のクルマはトヨタブランドでカバーできる。レクサスの価格帯をより高く維持することでブランド価値も上げてゆく」とのこと。

「トヨタ」ブランドはジャーマンスリーにはない強み

たしかにメルセデス・ベンツはAクラス、BMWは1シリーズ、アウディはA1という「3万ドル以下の」エントリーモデルを持っているものの、レクサスにはそれが不在。
CTは時期販売終了だと言われ、となるとボトムは新しく発売された「UX」が担うということになりますね。

ジャーマンスリーは自社ブランドにて全てのラインアップを完結させる必要があるものの、レクサスは発言の通りトヨタと補完しあえる内容で、ここはメルセデス・ベンツ、BMW、アウディと大きく異なる部分。
実際のところ「トヨタ・カムリ」と「レクサスES」は共通の車体を持つものの「うまく住み分けている」という印象もあります。※逆にメルセデス・ベンツやBMW、アウディは程価格帯のモデル投入でブランドイメージが希薄化する

レクサスUXはこの秋にも発売され、おそらく価格は35000ドル(日本だと400万円オーバー?)になると思われますが、これがレクサスのボトムになる、ということに。
なおレクサスは「LF-1リミットレス」の市販バージョンとして「LQ」を発売する可能性が高く、一方でこちらはレクサスの「フラッグシップ」となる可能性が高そう。

レクサスは「F」モデルまで含めると現在「LS,GS、IS、ES、GSF、LC、RC、RC F、CT、NX、RX、LX」という12のラインアップを持ちますが、ここから「GSとCT」がドロップすると言われ(CTはまだ不明なところが多い。ハッチバックのレクサスとして残る価値はある)、UXとLQが追加に。

しかしながらジェフ・ブラッケン氏によると「UX抜きにしても20以上のラインアップを追加する」と述べており、これにはEVやFCXも含まれる模様。
「20」というのは相当な数であり、まったくのニューモデルを20も追加するというのは考えにくく、よって「既存モデルの追加バリエーション」「既存モデルのEV版」を相当数追加する、と考えた方が良いのかもしれません。

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