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【試乗:ポルシェ・カイエン】世界最高のスポーツカーを作るポルシェの送り出す最新SUVはやはり最高なのか

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| 快適性や利便性の向上著しい新型ポルシェ・カイエンに乗る |

さて、発表されたばかりの新型ポルシェ・カイエン(フルモデルチェンジ版)に試乗。

現在、新型カイエンのラインアップはベースモデルの「カイエン」、そしてその上のグレードとなる「カイエンS」。
今後はカイエンGTS、カイエン・ターボ、カイエン・ターボS、カイエン・ターボS Eハイブリッドといったバリエーションが登場すると思われますが、まずは「カイエン」の情報を見てみましょう。

ポルシェ・カイエン
ボディサイズ:全長4918ミリ 全幅1983ミリ 全高1696ミリ
エンジン:3リッターV6ターボ
出力:340馬力
トランスミッション:8速ティプトロニックS
サスペンション:前後アルミニウム製マルチリンクサスペンション
ブレーキ:前/4ピストンアルミモノブロックキャリパー 後/2ピストンアルミモノブロックキャリパー
ホイール:前後19インチ
駆動方式:4WD
重量:1985kg
0-100km/h加速:6.2秒
最高速度:245km/h
価格:9,760,000円

ポルシェ・カイエンの外観をみてみよう

新型ポルシェ・カイエンの外観は先日の発表会にて見てきた通りで、全体的には「軽快」になった印象。
特にフロントはエアインテークが大きくなり、スポーティーなルックスへと変化したように思います。

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リアだとテールランプが大きく変化したところで、左右が繋がった横長のデザインへと変更さていますが、マカンや911、パナメーラとは異なり、カイエンのみが「透明の樹脂で覆われた」デザインを持ち、見た目がつるりとしたフラッシュサーフェスに。

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ポルシェ・カイエンのインテリアをみてみよう

新型カイエンにおいてもっとも変わったと感じるのがインテリア。
これまでの「ポルシェらしい」、クラシカルとも言えるものから、直線を多用した先進的なデザインへ。
とくにタッチ式液晶パネルや金属調の加飾を持つトリムは従来型とは大きく印象の変わるところで、格段の進歩を感じさせるところ。

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とくにパネル類をブラックアウトして「一枚の板」のように見せる手法はパナメーラ同様で、従来のポルシェとは大きく異なる部分。
印象としては「ポルシェデザイン」がリリースするスマートフォンのような感じで、平面と直線が多用されている、という感じですね。

とにかく内装の進化には驚かされるばかりですが、基本的な操作はほとんどセンターにあるタッチパネルで完了。
エアコン操作や、オプションのライトパッケージが装着されている場合はLEDの発光色もここで操作が可能です。

ポルシェの内装というと「質素」で「必要最小限の装備しかない」「スイッチのタッチがあまり良くない」というイメージがあるものの、新型カイエンにおいては完全に「高級車」の領域で、最新のメルセデス・ベンツとまではゆかないまでも”それに近い”装備や機能を持つようですね。

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ポルシェ・カイエンで走ってみよう

さて、さっそく新型カイエンで走ってみましょう。
乗り込んでみて感じるのは「SUVにしてはシート位置が低い」ということ。
メルセデス・ベンツGLC、レンジローバー・ヴェラール、マセラティ・レヴァンテ、アルファロメオ・ステルヴィオに比較しても低いと感じられ、このあたりは「ポルシェ」ならでは。

シートはポルシェのスポーツモデルに比較するとかなり柔らかめで、体が沈み込むことでしっかりホールド。
ステアリングホイールは他メーカーに比べてかなりグリップが細いと感じられますが、これもポルシェならでは、と言える部分ですね。

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試乗車には「ドライブ&エントリー」が装着されており、キースロットに差し込まれたデコイをひねってエンジンスタート。
もはやプッシュ式スタートボタンを採用しないのというのは「かなり珍しい」と言えますが、そこもやはりポルシェのこだわりだと言えそうです。

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走り出して感じるのは「静粛性の高さ」。
もともとカイエンは非常に静かで乗り心地の良い車ですが、ノイズ、バイブレーション、ハーシュネスすべてが高いレベルで押さえ込まれており、嫌な振動や音がほぼ感じられず、新型カイエンにて進化した部分でもありますね。

実際に各社のSUVを運転した印象だと、(NVHで)このレベルに達しているのは「レンジローバー」「ベントレー」くらいで、BMWやメルセデス・ベンツはこれに一歩及ばないという感じです。

エンジン回転数を上げてもその印象は変わらず、ずっと車内は静かなまま。
面白いのは「車内のNVHがどんな条件下でも変わらない」のと同様、クルマの姿勢もビタリと安定して変化がないこと。
加速しても減速しても、カーブを曲がっていても直線であってもクルマの姿勢が変わらず、高い安心感が得られ、しかし操作に対しては非常に忠実な反応を示します。

アクセルを踏んだら踏んだだけ加速し、ハンドルを切ったら切った分だけ曲がり、ブレーキを踏んだら踏んだだけ止まるクルマでもあり、このあたりはポルシェのスポーツモデルと全く同じ。
スポーツカーでいいタイムを出そうとすると「姿勢の制御」が非常に重要になるのはよく知られるところで、ポルシェはSUV専業メーカーではないものの、そのビハインドをスポーツカーレンジにて培った技術にて取り戻そうとしているようにも思います。

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つまり、どんな操作をしようとも(そしてどんな条件下にあろうとも)確実にドライバーの要求に応えることができるSUVがカイエンであり、これは911や718というスポーツカーレンジを持つポルシェならでは。
SUVならではの快適性や利便性を持ち、かつスポーツカー的要素まで兼ね備えるのがカイエンということになりますが、このあたり他社製SUVに一歩(もしくはそれ以上の)リードを築いているところです。

オフロード性能については試すことができないので判断はできず、しかし通常走行の範囲だと、ポルシェの持つアドバンテージがいかんなく発揮されたSUVだといえ、同時にポルシェにしかできないSUVである、とも言えそう。

なお、プラットフォームはフォルクスワーゲングループの「MLB EVO」で、これはベントレー・ベンテイガ、アウディQ7、ランボルギーニ・ウルスと共通。
アウディQ7、ランボルギーニ・ウルスには乗ったことがないのでなんとも比較ができないものの、ベンテイガと比較した印象だとロール、ピッチングがかなり良く抑えられている、という印象があります。

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試乗をお願いしたのはポルシェセンター北大阪さん

試乗をお願いしたのはポルシェセンター北大阪さん。
ぼくがこれまで986ボクスターS、911(997)カレラ、981ボクスター、718ケイマンを購入したディーラーで、いつも親切にしていただき、大変助かっています。

ポルシェセンター北大阪
箕面市萱野2-4-10
TEL:072-725-0911

 

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管理人:JUN

ランボルギーニ/ポルシェ/ホンダオーナー。 ハイパフォーマンスカーを中心に、それにまつわる話、気になるクルマやバイク、モノ、出来事などを紹介します。

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