| 新型トヨタ・スープラにはマニュアル・トランスミッション設定の可能性があった |
新型トヨタ・スープラのアシスタントチーフエンジニア、甲斐将行氏がCar Adviceに語ったところでは、「新型トヨタ・スープラは左側通行(右ハンドル)国を対象に、マニュアル・トランスミッションを用意する可能性があった」とのこと。
スープラはすでに「MTなし」と決定されているものの、右ハンドルというと、日本はじめオーストラリアや香港、イギリスといったことになり、そしてこれらの国はいずれも「エンスージアストの多い国」でもあって、正直「発売して欲しかった」という気持ちもありますね。
実際にはマニュアル・トランスミッションのスープラが開発されていた
そして驚くべきことは「開発段階においては、マニュアル・トランスミッション搭載のスープラが試作されていた」ということで、甲斐将行氏いわく、「技術的には可能」とのこと。
なお、スープラと共同開発されたBMW Z4はマニュアル・トランスミッションが存在せず、よってBMWの意向にて「スープラのマニュアル・トランスミッション搭載モデルの市販可能性が消滅した」ということになるのかもしれません。
ちなみにBMWは今後「Mモデルには」マニュアル・トランスミッションを用意しないと発言しており、その理由は「速く走るということを考えると、トルコン式ATが一番」だから。
よってMモデル、そしてMでなくともハイパフォーマンスグレードには「MTは用意されず」、用意されるのは廉価グレードのみといったことになりそう。
その意味だと、将来的にZ4の下位グレードにマニュアル・トランスミッションが用意される可能性がないとは言えず、となるとメカニズムを共有するスープラにも「マニュアル・トランスミッション設定の可能性」が出てくるのかもしれません。
新型スープラにはオープンモデルの可能性も
なお、新型スープラのもう一つの可能性としては「オープン」。
甲斐将行氏曰く、「新型スープラにはオープンモデルの可能性がある」と述べており、こちらのほうが「マニュアル・トランスミッションよりは分がある」と言えそう。
というのもBMW Z4は当然ながら「オープン」なので、新型スープラをオープン化するは現実的に難しくはなく(簡単でもない)、そして新型スープラにオープンモデルが登場するのであればソフトトップが採用されることになりそうですね。
VIA:Car Advice