| メルセデスAMG 63S 4Matic+が世界最速4ドアクーペになったと公式に発表 |
メルセデスAMGが「GT 4ドアクーペ(63S 4Matic+)」にてニュルブルクリンクに挑戦し、その結果として「ニュブルクリンクにおける4ドアクーペ最速」の座を獲得したと発表。
この「4ドアクーペ最速」というのがちょっとしたミソで、というのも「4ドアセダン」と言ってしまうと、ジャガーXE SVプロジェクト8のほうが”速い”ため(ジャガーXE SVプロジェクト8のタイムは7:21,23)。
今回メルセデスAMG GT 4ドアクーペの記録したタイムは7:25.41だと発表され、現在ニュルブルクリンク最速市販車となるランボルギーニ・アヴェンタドールSVJの6:44.97には及ばないものの、アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオの7:32.00より5秒近く速く、ポルシェ・パナメーラ・ターボ(7:38,00)よりも速い数字です。
メルセデスAMG GT4ドアクーペはセダンではない
なお、メルセデスAMG GT 4ドアクーペは厳密にいうと「5ドアハッチバック」。
よってアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオのような「3ボックスセダン」とは異なりますが、それはポルシェ・パナメーラも同様で、サルーンにおけるひとつの新しい形だと言えそう。
しかし、最近は色々なボディ形状の車が登場しており、今回のメルセデスAMG GT 4ドアクーペのように「4ドア”クーペ”最速」というのがアリならば、「クーペSUV最速」「5ドアハッチバック最速」「ハイサイドビークル最速」「4シーター最速」「5シーター最速」といったように、各メーカーが自由に「最速」を名乗れることになりそうですね。
なお、メルセデスAMG GT 4ドアクーペがジャガーXE SVプロジェクト8に勝てなかったからといってそれは恥ずべきことではなく、というのもジャガーXE SVプロジェクト8は300台のみの限定となるスペシャルモデルだから(AMG GT 4ドアクーペは限定ではない)。
さらに言うならばランボルギーニ・アヴェンタドール(7:25.00)やエンツォフェラーリ(7:25.21)と同レベルにあり、あのメルセデスSLS AMGブラックシリーズ(7:26,40)やデビュー当時の日産GT-R(7:26.70)よりも速いタイムとなり、メルセデスAMG GT 4ドアクーペの実力たるや相当なもの、と言えそうです。
それでは動画を見てみよう
こちらがその「4ドアクーペ最速」を記録した際のオンボード映像、「Record Lap - Mercedes-AMG GT 63 S 4MATIC+ Dominates the Nürburgring Nordschleife」。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=4bgLjcX6NU4