| アメリカの片田舎に「とんでもない数の」日本車が眠っていた |
アメリカのカーディーラーが700台以上の日本車を保有しているとして話題に。
このディーラーはヴァージニア州にある「ゲイリー・ダンカン(Gary Duncan)」だと紹介されていますが、日本のレアカーを中心に大量に在庫をストック。
ざっと見てみると日産Be-1、フィガロ、パオなどのパイクカーはじめトヨタ・セラ、ホンダ・ビート、スズキ・カプチーノなどを「大量に」保管しています。
そのほかユーノス・コスモや日産スカイラインGT-Rなどを倉庫内外に収めており、その「資産価値」はそうとうなものだと言えそう。
もっとも多いのは日産フィガロ
オーナーのゲイリー・ダンカンさんは「はじめて1989年に日産フィガロを東京モーターショーで見たとき、”1台欲しい”とは思ったが、今はこんな感じだ。ちょっと行き過ぎたかな。ハッハッハ」とのとですが、”行き過ぎた”をも通り越しているように見えるフィガロの総数はなんと115台。
ちなみにカーセンサー上に登録されている日産フィガロは「51台」なので、日本の中古車市場に出回っている以上の数がここにある、ということですね。
見たところカスタムされたフィガロも多いようです。
なお、フィガロは日産マーチをベースに1991-1992年に日本国内のみ、2万台限定で販売されたクルマ。
現在だと「2万台」は限定車としては相当に多い数字ですが、当時の日本はそれだけ「売れる市場規模だった」ということですね。
そしてトヨタ・セラ。
日本の中古車市場に出ているのは13台のみというレアカーですが、ゲイリーさんの「目の付けどころ」はなかなかナイスです。
こちらは日産パオ。
やはりマーチをベースとし、生産台数は24,000台ほど。
フィガロの「台数限定」とは異なり、「受注期間(1年)限定」で発売されたクルマです。
左にはエスカルゴ、右にはBe-1の姿も見えますね。
ちなみにパオはぼくが今までに乗ってきたクルマの中では「ベスト5」に入るクルマで、今でも程度のいい個体があれば手に入れたい、と思うほど。
こちらはスズキ・カプチーノ。
やはり改造車もあるようですね。
ディーラーの全景はこんな感じ。
ちょっとわかりくいのですが、中央の白い一団は「軽トラ」で、右の方の赤いのは「消防車」。
なお霊柩車も何台か「在庫」しており、こういったセレクトは「ただ者ではない」と思わせるところです。
デッカイおっさんが軽トラに乗るとこんな感じ。
けっこう「箱バン(デリカも多い)」のストックも多い模様。
アメリカでは「ニッチ」かもしれませんが、なかなかに面白い商売をするディーラーだと言えそうですね。
VIA:Autoclassic