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ドバイ発、5000馬力のハイパーカー「デヴェル16」ついに発売!「顧客がクルマを選ぶのではなく、クルマが顧客を選ぶ」。1.8億なるもすでに納車2年待ち

2019/02/22

まさか本当に発売するとは思ってなかった

ドバイ発のハイパーカーというかなんというか、「5000馬力を超える」トンデモカー、デヴェル・シックスティーン(Devel Sixteen)の市販バージョンがカナダ・モーターショーにて北米初公開となり、その価格1億8000万円にもかかわらず納車待ちが2年に達した、との報道。

デヴェルはドバイ在住の兄弟、マジド/ラシド・ムハンマド・アル・アタール氏によって創業された自動車メーカーですが、この常識はずれなクルマを作ろうと思ったのは「ドバイにはスーパーカーやハイパーカーが溢れかえっており、それらとは異なり、そしてそれらを超えるクルマを作りたかった」から。

デヴェル・シックスティーンの発売までには13年の歳月を要した

実際にハイパーカーを作ろうと行動を初めたのは2006年で、まず考えたのは「F15戦闘機のバーナーをモチーフに」。
そして最初のデザインが出来たのがその3年後で、プロトタイプが完成したのは2013年のこと。

その数年後には「V16エンジンを搭載し、5000馬力を発生する最高速度500km/hのハイパーカーがドバイにて開発中」として報じられることになりますが、今回ようやく発売にまでこぎつけたということになります。

なお、この兄弟いわく、「デヴェルはお金儲けを目的としたものではなく、情熱のために作られたものだ」。

なんともカッコイイ台詞ですが、これを言い放てるのは13年もの間資金を投入し続けることができる余裕がある人だけで、本当に「よく発売までこぎつけたな・・・」という印象。

デヴェル・シックスティーンはすでに納車待ち二年だとされ、これでもデヴェルが「厳選した」顧客のみに販売している結果だといい、デヴェルいわく、「顧客がクルマを選ぶのではない。クルマが顧客を選ぶのだ(これまたカッコイイ)」。

ただ、「顧客を選ぶ」のには理由があり、それはなんと言っても「そのパワー」。
5000馬力以上を発生するこのクルマをコントロールするのは容易ではなく、それができる顧客のみに販売している、ということです。※購入するのにテストがあったオートバックスのクルマを思い出した

デヴェル・シックスティーンのエンジンはV8を2個ドッキング

なお、デヴェル・シックスティーンのエンジンはスティーブ・モリス製のV8を2つくっつけたもので、その排気量は12.3リッター(そしてターボは4つ)。
ガソリンタンクを満タンにしてもすぐガス欠になりそうな排気量ですね。

デヴェル・シックスティーンはこれまでにも何度かその姿、そして走行する様子が公開されていますが、その都度進歩しており、このクルマがたゆまぬ努力によって作り上げられたこともわかります。

ちなみに「エントリーモデル」の2000馬力版もあるようですね。

こちらは実際にダイナモにて「5007馬力」を計測した動画。

そして「デヴェル・シックスティ(60)」なるクルマもリリースしており、こちらは6輪SUV、720馬力(6.75リッター・ターボディーゼル)。
ゼロヨンでは軽くメルセデスAMG GTをブッちぎっています。

VIA:COOL HUNTING

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