| どうやら新型GRスープラのポテンシャルの高さはポルシェをも脅かしそうだ |
さて、新型スープラのメディア向け試乗会が開催されたばかりですが、トヨタは各メディアやユーチューバーに対し、個別にスープラを貸し出している模様。
よって新型スープラの詳細レビューも続々公開されています。
中には「フル加速」をテストするメディアも多く、そしていくつかのメディアが0-60マイル(0-96キロ)加速を計測したところ、いずれもトヨタの公称値である「4.1秒」よりも速いということが判明しています。
新型スープラの反応はいずれも「予想以上」
なお、今の段階で機器を使用し加速テストを行ったメディアはCar and DriverとCARWOW。
前者はなんと3.8秒(公称値よりも0.3秒速い)、後者でも4.0秒(同じく0.1秒速い)を記録しており、新型スープラは相当に俊足であると言えそう。
ちなみに0-100キロ加速だと、3.7-4.0秒あたりに位置するのはフェラーリF50(3.8秒)、メルセデスSLS AMG(3.8秒)、ポルシェ911R(3.8秒)、アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ(3.9秒)、ランボルギーニ・ガヤルド(3.9秒)。
この顔ぶれを見ても、いかに新型スープラが速いかがわかりますね。
加えてパフォーマンス面でのベンチマークであったポルシェ718ケイマンの4.7秒、718ケイマンSの4.4秒よりもずっと速いタイムでもあります。
ちなみに新型スープラに採用されるエンジンはBMW製の「B58」、3リッターツインターボで340HPを発生。
一方「兄弟車」であるBMW Z4(M40i)に搭載されるのも340HPですが、0-60マイル加速について、スープラは4.1秒、Z4は当初4.4秒と公表されています。
ただ、BMWはトヨタがスープラについて「4.1秒」と発表した後、すでに発表済みだった4.4秒を「3.9秒」に修正。
これはおそらくZ4がスープラに劣ると見られるのが我慢できなかったのだろうと思われますが、同一のエンジンとトランスミッションを積むZ4が3.9秒で走れるのであれば、スープラもやはり同じようなタイムで走れるのは「当然」なのかもしれません。※スープラのほうがZ4よりも21キロ軽い
なお、1/4マイル加速だとCar and Driverでは12.3秒、CARWOWでは12.5秒。
減速Gでは、Car and Driverがスキッドパッド上にて1.07Gを平均値として記録していて、これはポルシェ・ケイマンGTSやBMW M2を上回る数値のようですね(旋回=コーナリングGがどれくらいかも気になる。1Gを超えていたら驚きますが)。
それでは動画を見てみよう
まずはEveryday Driverによるテスト動画、「2020 Toyota Supra - Worth Hype & Hate? 」。
そしてCARWOWがけっこうハードなテストを行う「Toyota Supra 2020 in-depth review - tested on road, sideways on track and over the 1/4 mile sprint!」。
おなじみダグ・デムーロ氏による新型スープラのレビュー、「Here's Why the 2020 Toyota Supra Could Be Better」。
そして技術的解説なら任せとけ、なEngeneering Explained氏による「The 2020 Toyota Supra Has Flaws But Is Worth Every Penny」。
Matt Maran Motoringによる「Review: 2020 Toyota GR Supra - It's Back and Better than Ever!」。
北米専用、スープラのローンチ・エディションを紹介する「2020 Toyota Supra - Launch Edition - Complete Design & Sound Roundup」。