| これだけ「走り」に振ったコレクション内容も珍しい |
さて、これまでも様々なコレクターを紹介してきましたが、今日もまた素晴らしいコレクションを持つコレクターのガレージを見てみたいと思います。
場所はドイツ、そして「走り」に特化した内容が特徴。
これまで見てきたガレージにはいくつか特徴があり、「特定メーカー(ブランド)」に集中していたり、限定モデルだけであったり、ハイパーカーのみだったり、ノーマル重視派だったり、モディファイ派だったり、全部のボディカラーが同じだったり、と千差万別。
ひとくちにコレクターといってもずいぶんその傾向に差があるものだと思います。
入手困難な「走り」系モデルが勢揃い
なお、このコレクター氏はインスタグラムにて、「GERCOLLECTOR」のアカウント名でも画像をアップしており、今回の動画には収録されていないクルマたちも見ることが可能。
ちなみにガレージにはこんな感じで「Ferrari」のサインがあるものの、実際にフェラーリは少なめ。
このガレージを建てた頃からはコレクションの内容が変化してきたのかもしれませんね。
まずは991世代のポルシェ911GT3RS。
レーシングカーの「911RSR」のようなカラーリングを持っています。
メルセデス・ベンツSLRマクラーレンが二台。
このクルマはコレクターに人気が高く、複数台所有する人も多数。
ちなみに、左の「スターリング・モス」は、すでにSLRマクラーレンを所有している人にしか購入権が与えられず、限定台数75台というレア中のレアカー。
一見すると「なんや、普通のBMW M3やん?」と思うものの、これはM3 CRT。
M3 CLSに近い性格を持っており、ボディパネルにカーボンファイバーを使用して軽量化(マイナス50キロ)を施した上、出力は30馬力アップの450馬力。
生産台数は67台という希少車で、ボディカラーはこの「フローズン・ポーラシルバー・メタリック」のみ。
そしてM4GTS。
その横にあるオレンジのBMWは「M3 CSL」かも。
マクラーレン675LT。
フロントウインドウにそのメーカーのステッカーを貼る場合が多いようです。
加えてラッピングにも抵抗がないようですね。
こちらはランボルギーニ・アヴェンタドールSVロードスター(隣にも”色違い”がある)。
やはりラッピングが施されています。
全体的に見て、オレンジが好きな人のようですね。
メルセデス・ベンツC63AMGブラックシリーズ。
フェラーリF40。
フロントバンパーやリトラクタブルヘッドライトのカバーなど樹脂部分の塗装が色あせているようです。
マクラーレンP1にマクラーレン・セナ。
「SLR」マクラーレンも含めると、マクラーレンの数はけっこう多いようですが、「ベースモデル」はほかブランド含めて一台もなく、すべて「ハイパフォーマンスモデル」「ハードコアモデル」で構成されています。
ランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ(レース用車両)。
フェラーリF1マシンも。
BMWのクラシックカー。
いずれのクルマのタイヤには保護材が敷かれており、車のことをしっかり考えているところが嬉しいですね。
そしてバイクも数台(ドゥカティ、ホンダ、BMWなど)。
インスタグラムの自己紹介欄には「趣味でレースを行っている」とありますが、ガレージにあるクルマそしてバイクを見る限り、完全に「趣味」の範囲を逸脱しているのは間違いナシ。
なお、ロータスやアリエルといった軽量スポーツカーの姿はなく、このコレクターさんは「ハイパワー」が好みのようですね。
加えて、パガーニやケーニグセグといった新しいメーカーのクルマ、そしてノーブルのような「バックヤードビルダー的」メーカーのクルマも見られず、明確な好みが感じられるコレクション内容でもありますね。
それでは動画を見てみよう
こちらがミュンヘン在住、プライベートコレクターのガレージを紹介する動画、「GerCollector's INCREDIBLE Hypercar Collection 」。