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ランボルギーニ・ウルスの「2ドア版」レンダリング登場。もしかしたら実際に発売されるんじゃないかとボクが考えるその理由

2019/08/05

| 現在のウルスの需要が一巡したのち、より「ニッチ」を埋める可能性も |

カナダの「carnewsnetwork」がランボルギーニ・ウルスの「2ドア版」レンダリングを作成。
現在ウルスは「4ドア」のみではありますが、これが「2ドアになったら」という想像上の作品となります。

現在ランボルギーニは「フォルクスワーゲングループ」に属しており、よってグループの資産としてポルシェ・カイエン、ベントレー・ベンテイガ、アウディQ8等に使用されるプラットフォームをウルスにも利用していますが、その関係上どうしても「4ドア」となっています。

ただ、これについては「2ドアにしたかったのに4ドアになってしまった」のではなく、「もともと4ドアにしたかった」というランボルギーニの思惑があるのでは、と思うのですね。

というのも、ランボルギーニはウルス発売までは2ドア、かつ2シーターのミドシップしかラインアップになく、しかしそこへ4ドアを投入すれば、今現在ランボルギーニに乗っている人の「セカンドカー(もしくはサードカー以降)」としての需要を取り込める可能性があるため。

実際に多くのランボルギーニオーナーがウルスを「買い増し」しているので、ランボルギーニの目論見は見事に当たったと言えそうです。

グループ内の他ブランドと足並みを揃えて2ドアSUVを開発?

そこで気になるのが「ウルスの2ドア版」の発売実現性ですが、これは「意外とアリなんじゃないか」と考えています。
順当に、かつ理論的に考えると「わざわざ2ドアSUVを開発することは無い」ということになるものの、現在フォルクスワーゲングループはニッチを埋める戦略に出ていることが”ちょっと”気にかかるわけですね。

どういうことかというと、ポルシェ、アウディともに「SUV志向」の強いメーカーではありますが、最近までは「クーペSUV」を持たないまま(反面、メルセデス・ベンツ、BMWはクーペSUVを複数持っている)。

戦略的には「ひとつひとつ陣地を固めた後に、別の陣地を取りに行く」ように見え、つまりポルシェは「マカン、カイエン」、アウディは「Q3、Q5、Q7」にて「箱型SUV」の販売基盤をしっかりつくり、それが強固になった後にそれぞれ「カイエンクーペ」「Q8、Q3スポーツバック」を発売しているため。

つまり、まずは最も大きな市場にリソースを集中させ、そこのパイを獲得したら次の市場に移行するといったことになり、「大きな市場から、小さな市場へと」移行しているわけですね。

そして、ポルシェ単独だと「小さい」市場であっても、アウディやベントレー、フォルクスワーゲン、ランボルギーニといった同ブランド内の他メーカーを合算すれば「小さくはない」ということにもなります。

アウディやフォルクスワーゲンが「2ドアSUV」を発売するとは思えませんが、ポルシェとベンテイガは常にこのウワサが出ていて、ポルシェは「カイエン・クーペ」よりもさらにスマートな、「911のリフトアップ版」のようなSUVをカイエンベースにて発売する可能性もあり、となるとランボルギーニもここに便乗すれば「比較的コストを抑えて2ドアSUVを作れる」ということに。

そして4ドア版のウルスは「セカンドカー以降」や「モノや人を乗せる人」をターゲットにし、2ドア版のウルスは「よりスタイリッシュな、スーパースポーツとSUVとの中間のようなルックスで」、そしてスーパースポーツの性能やデザイン、SUVの利便性とを同時に求める人々に訴求できそう。

よって、現在発売する4ドア版ウルスの需要が一巡した後、「2ドア版」ウルスの発売にてさらなる市場拡大を狙うんじゃないか、とも考えるわけですね(一般的に2ドアSUVの市場はかなり小さいが、ランボルギーニにとってはその規模でも問題はなく、かつ強みを発揮できそうな市場でもある)。

ただ、ランボルギーニはほかに「4ドアサルーン」や「エレクトリック」等、先に行わねばならないことも多く、かつポルシェやベントレーが「2ドアSUV」を発売しないと先に進まない話でもあるので、実現するにしてもかなり先のことになりそうです。

なお、Carnewsnetworkは、「ウルス2ドア」以外にも、様々なレンダリングを公開中。
ここでその一部を紹介したいと思います。

VIA:Carnewsnetwork

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