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| 究極のサーキット専用車「ボリード」がマイアミを制圧 |
ル・マン24時間レース優勝者による「直接の指導」も
南フロリダの夜明けとともに、マイアミ・インターナショナル・オートドローム(F1マイアミGP会場)にて「他では決して聞くことのできない唯一無二のサウンド」が響き渡り、それはブガッティが誇る伝説的なW16エンジンの咆哮です。
今回ブガッティが公式に開催した「Feeling The Track」は、世界で最も過激なハイパーカーの一つである「ブガッティ・ボリード(Bolide)」のオーナーを対象とした没入型のサーキット体験プログラム。
そして今回その様子が画像とともに公開されています。
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ブガッティがボリードのブレーキ開発について語る。ブレンボとの2年にわたる共同開発を行い「フロントブレーキローターはブレンボ史上最大」に
Bugatti | ブガッティ・ボリードの開発が完了し、実際にサーキットを走行しラップタイムを刻むのが楽しみである | ブガッティはドライのみではなくウェット状況においても最大限のパフォーマンスを発揮 ...
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この記事の要約ポイント
- F1開催地を独占: マイアミのF1サーキットを舞台に、ボリードのオーナー限定イベントを開催
- プロによる徹底指導: ル・マン勝者アンディ・ウォレス氏ら、一流ドライバーがマンツーマンで指
- プロ仕様のサポート: 専属メカニックやデータエンジニアが常駐し、リアルタイムで走行データを分析
- 段階的な習得: マクラーレン750Sでの完熟走行を経て、ボリードの限界領域へ挑む構成

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トップギアがカーメディアとしてはじめてブガッティ・ボリードのテストを許される。「もはやバカげているとしかいいようがない」その加速を見てみよう【動画】
| 性能は言うに及ばず、そのスタイリング、そして採用される技術も「バカげているレベル」だと考えていいだろう | このブガッティ・ボリードにフル加速をくれてやるには相当な勇気と体力が要求されることになり ...
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限界を超越する「Feeling The Track」プログラムの詳細
このイベントは完全に走行会の域を超えており、カーボンファイバーが剥き出しになったボリードが並ぶ姿は、まさに現代のハイパーカースポーツ市場の頂点を象徴するともいうべきもの。
1. プロフェッショナルなトレーニング体制
参加者はまず、車両の挙動やブレーキング技術、サーキットのセクションごとの攻略法について、詳細なブリーフィングを受けることとなり・・・。
- ステップアップ方式: 最初はマクラーレン750Sを使用してコースのリズムを掴み、ライン取りを習得
- データ分析: 走行後はプロのエンジニアとともにテレメトリデータを分析し、次回の走行に活かす「Drive, Analyze, Improve」のサイクルを徹底

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2. ボリードという「獣」を操るための準備
ボリードは公道走行を一切考慮していない、サーキット専用のモンスターマシンです。
- 強大なダウンフォース: 極限まで突き詰められた空力設計
- レーシングスリックタイヤ: 非常に狭い作動温度領域で最高のグリップを発揮
- W16のパワーデリバリー: サーキット走行に特化して最適化された出力特性
オーナーたちは、マクラーレン750Sから自身のボリードへとスイッチして45分間のセッションを5回実施。
その裏ではプロのレースチームさながらに「燃料補給、タイヤ交換、そしてデータエンジニアによるリアルタイムのコーチング」が行われたのだそう。

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ブガッティ・ボリードの最高速が発表時の500km/hから市販モデルでは380km/hへと引き下げられる。ブガッティが語るその理由とは
| ブガッティ・ボリードは特定環境のみでしか走行せず、その環境で発揮できない性能よりも、その環境で最大の性能を発揮させることに重点が置かれている | ボリードの開発もいよいよ大詰め、あと数ヶ月以内には ...
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ブガッティ・ボリードの圧倒的スペック
ブガッティのエンジニアリングの粋を集めたボリードの主要諸元は以下の通りです。
| 項目 | スペック詳細 |
| エンジン | 8.0リッター W16 4ターボエンジン |
| 最高出力 | 1,850 PS (1,825 hp) |
| 最大トルク | 1,850 Nm |
| 車両重量 | 約1,450 kg(乾燥重量) |
| パワーウェイトレシオ | 0.78 kg/PS |
| 最高速度 | 500 km/h以上(シミュレーション値) |
| 生産台数 | 世界限定40台 |

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ブガッティが「ボリード」のオーナーを対象にサーキットイベントを開催、なんとトレーニングに用いたのはポルシェ911GT3 RS。レースへの復帰を示唆する発言も
Image:Bugatti | このイベントに参加するための費用もまた「天文学的数字」なのだと思われる | ブガッティの「オフィシャルパイロット」も参加、オーナーにとってはまたとない体験に 現在ブガッ ...
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市場での位置付けと競合比較
ブガッティ・ボリードは、既存の「シロン」をベースにしながらも、その性格は全く異なり、ある意味ではトゥールビヨンへの「橋渡し」的存在だと考えたほうがいいのかもしれません。
- 唯一無二の存在感: 競合としては、フェラーリの「FXX K Evo」やアストンマーティンの「ヴァルキリー AMR Pro」が挙げられ、しかしW16という巨大な心臓部を持ちながら、これほどの軽量化と空力性能を両立させている点はボリードだけの特権である
- 投資価値とヘリテージ: 単なる速度の追求だけでなく、ブガッティの100年を超えるレースの歴史(タイプ35など)を現代に蘇らせたモデルであり、コレクターズアイテムとしての価値は計り知れない

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ブガッティ究極のサーキットウエポン「ボリード」最後の一台がついに完成。開発開始から4年、W16の遺産を未来へと繋ぐ物語とは
Image:Bugatti | 限界を超える挑戦の終焉—ブガッティ・ボリードが残す伝説とは? | ブガッティ・ボリード「最後の一台」が示す意味 ブガッティのサーキット専用ハイパーカー「ボリード(Bol ...
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結論:ブガッティ・ファミリーが共有する「至高の記憶」
時間が過ぎ去り太陽が沈む頃になると、オーナーたちはボリードの真のポテンシャルを肌で感じ、サーキットと一体になる感覚を掴んだという充足感を得ることに。
そしてこの一日の締めくくりには、ル・マン勝者のアンディ・ウォレス氏やブガッティ幹部とともに、シャンパンでその成果を祝ったといい、ボリードは単なるクルマではなく、オーナーを「究極のドライビングの世界」へと誘う鍵というわけですね。
そしてブガッティは、この究極のハイパーカーをガレージに飾るだけではなく実際に走らせてほしいと願っており、そのための場をこうやって(世界各地で)設けている、ということになりそうです。

「このプログラムの細部には、卓越性へのブガッティのこだわりが反映されています。モータースポーツレベルの技術サポートを通じて、ボリードの強烈な個性を、一生忘れることのできない物語へと変えることが私たちの使命です。」
ブガッティ・アメリカCOO サーシャ・ドーリング
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