| さすがBMWの設計だけあってシステマチック |
新型トヨタGRスープラのオイル交換をやってみた、という動画が公開に。
これまでにもブガッティ・ヴェイロン、ランボルギーニ・ウラカンなどスーパースポーツのオイル交換の”想像を絶する”面倒な作業が公開されていますが、動画を見る限りでは、新型スープラのオイル交換は至って簡単。
ジャッキアップさえできれば、DIYでも「ものの十数分で」完了しそうな内容です。
新型スープラは整備性もよく考えられていた
「走行性能とスタイリングのために」多くを犠牲にしたスーパースポーツとは異なり、GRスープラはまだ「乗用車に近いスポーツカー」。
加えてBMWの設計ということもあり、高い整備性を持つようです。
まずはスープラをリフトアップ。
基本的にスープラはボディアンダーにカバーを装着した「フルフラット」。
一瞬、このアンダーカバーを外さないといけないのか・・・と考えましたが、新型スープラはメンテナンス性もよく考えられています。
というのも、ドレーンプラグにアクセスするための「キャップ」が装着されており、このキャップは簡単に手で外すことができるため。
これを外せば、その奥にはドレーンプラグが顔を出すことに。
加えてアンダーカバーの「この部分」は金属製で、もしもの際にはオイルパンを破損から守ることを考えたのだと思われ、こういった部分は「さすが量産車メーカー」ですね。
そしてドレーンプラグを外してオイルを抜いて・・・
オイルを抜ききったらワッシャーを新品に交換してドレーンプラグをねじ込み、その後にフタを被せてボディ裏側の作業は終了。
そして次はオイルフィルターの交換。
フィルター交換を行うにはエンジンカバーを外す必要がありますが、けっこう簡単に外れるようです。
そしてフィルター(ケース)取り外し。
使用するのは32ミリソケットです。
新しいフィルターに入れ替え、そしてケースをもとどおり取り付けます。
その後はオイルフィラーキャプを外してじょうごを差し込み、オイルを注入。
使用するオイルは5W-30(純正は0W-20)、その量は6.5リットル。
そしてBMW製のB58エンジンはディップスティックを持たず、センサーによってオイルレベルを計測する必要があります。
これは車両メニューから「オイルレベルチェック」に入れるようで、エンジンをスタートさせ、油温を上げた後に計測開始。
計測が完了すると現在のレベルを表示。
今回はフィルターを交換したので6.5リットルを要していますが、フィルター無交換であれば6リットルくらいで済むかもしれません。
なお、フィルターを交換しなければ、エンジンカバーを外す必要もなさそうです(カバーの上からでもオイルフィラーキャップにアクセスできる)。
オイル交換が終了した後は「エンジンスタートボタンを3回押して」ダイアグノーシスモードに入れ、そこからオドメーターボタン長押し→オイル交換情報が出てきたらもう一度長押しでリセット。
これを行わないと、車両がいつまでも「オイル交換されていない」と認識し、「要オイル交換」の表示が出てくることになりそうです(E36に乗っていた頃は、意図的にショートさせて情報をリセットしていたのを思い出した)。
新型スープラは「BMWとの共同開発」そして多くのコンポーネントをBMWと共有しているということもあり、これまでのトヨタ車とはで異なる部分が多々存在。
オイル交換の手順やフィルターの形状、オイルの量、リセット方法についてもそういった「差」を見ることができますが、今後納車が進むにつれ、様々な差異が報じられることになりそうですね。
それでは動画を見てみよう
こちらが早速、新型スープラのオイル交換を行ってみた動画。
使用する工具やソケットのサイズ、締め付けトルクなども述べており、DIY派には大変有用な内容となっています。
VIA: Touge Tuning