| 奇しくも新型ホンダ・フィット、トヨタ・ヤリスとが同じ場で発表されることに |
ホンダが新型フィットのティーザーキャンペーンを開始。
実車は第46回東京モーターショー2019にてワールドプレミアされることになりますが、まずホンダは新型FITのティーザーサイトを公開し、そこで順次情報を公開してゆく、とアナウンス。
ホンダいわく、新型フィットは「Hondaの新たなクルマづくりの考え方に基づき、数値だけを追求することなく、乗ったすべての人が“心地よい”と感じ、日常をさらに豊かにするクルマへ生まれ変わります」とのこと。
参考までに現行フィット発表時のキャッチコピーは「すべての車が、ひとつの車に。」。
新型ホンダ・フィットは大きなデザイン的シフトを行う?
現在、新型ホンダ・フィットのデザイン・スペックについては明かされておらず、これまでに何度かそのプロトタイプが目撃されている程度。
デザインは大きく変更されると思われ、ホンダが最近まで好んで採用してきた「横長」ヘッドライトが廃止され、数世代前のホンダ車のように縦方向にヘッドライトが拡大されることに。
あわせてウインググリルも廃止され、大きく表情が変わる可能性も感じさせています。
新型ホンダ・フィットの「ベースモデル」も目撃に。ホンダがせっかく確立した「顔」を捨てる理由は?
加えて、車高がやや高く、ルーフレールや、ホイールアーチにクラッディングが装着されている「クロスオーバー風」のプロトタイプも目撃されていますね。
こちらが新型ホンダ・フィットの予想レンダリング。
もしかすると、「当たらずとも遠からず」なのかもしれません。
おそらくは現行フィットのようなシャープなルックスではなく、コンセプトのように「心地よさ」を感じる優しい雰囲気を演出するのかもしれません。
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ライバルのトヨタ・ヤリスも東京モーターショーでワールドプレミア
そしてホンダ・フィットの宿敵といえばトヨタ・ヴィッツ。
トヨタはそのヴィッツのフルモデルチェンジ版を世界統一の「ヤリス」へと改名し東京モーターショーにて発表の予定。
トヨタ・ヴィッツは1999年に登場しており、現行モデルは2013年に発売された3代目となりますが、初代、二代目はなかなかフィットに(販売台数で)勝てない時期が続き、そのためフィットを直接のターゲットに据えたプロモーションを行ったりしていましたが、ウワサではフィットを封じ込めるための特許を取得して設計自由度を奪ったり、フィットに使用するパーツを買い占めてフィットの生産に影響が出るように画策したり、と言われたことも(あくまでもウワサ)。
現在では継続してフィットに勝る販売台数を記録していますが、トヨタとしてはこの勝利を盤石としたいのは間違いないところですね。
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そしてホンダ・フィットも現行モデルは3代目となり、今回発表されるモデルチェンジ版で4代目へ突入。
ちなみに初代の発売は2001年であり、ヴィッツの2年後となりますが、フィットの爆発的人気、そして多くの人がセダンからフィットへと乗り換えたというパラダイムシフトを起こさせた「コンパクトカー人気の火付け役」という印象が強く、むしろヴィッツのほうが「フィットの後を追ってきた」というイメージもあるほどです。
VIA:HONADA