| 動画を見るとクーペSUVのようだ |
先日、ティーザー動画第一弾を公開したマツダ初の「EV(電気自動車)」ですが、間を置かずに第二弾となる動画が公開。
今回はその外装の一部、シルエットがわかるものの、「なんとなくクロスオーバー」ということが分かる程度。
ちなみに前回そして今回の動画を公開したのはマツダの欧州法人。
日本からではなく欧州法人が公開するあたり、やはり主戦場は欧州となるのかもしれません(プロトタイプe-TPV試乗会も欧州で開催され、ライバルとなるホンダeも欧州先行発売)。
そのデザインはマツダの現行モデルとは差別化される?
今回の動画にて確認できるシルエットを見ると、車体後部にかけてゆるやかにルーフが下っており、いわゆる「クーペSUV」のような形状。
今回の新型EVについてはMAZDA3、CX-30とプラットフォームを共有すると言われるので、おそらくはCX-30に近いデザインを持つのでしょうね。
なお、現地にてマツダが公開したプレスリリースによると、フロントフェイスは「フレンドリー」な印象を持つ、とのこと。
現在のマツダのフロントデザインはシャープで高級感を感じさせるものですが、これが(新型EVでは)大きく変わるという可能性もありそうです。
そして「ユニーク・ドア・コンセプト」を持つともアナウンスされており、しかしティーザー動画を見る限りでは「普通のドアっぽく」も見え、もしかすると開き方などに特徴があるのかもしれません。
マツダの新型EVは謎が多い
そしてマツダの新型EVについて、そのスペックも大きな謎。
先日メディア向け試乗会が開催された「e-TPV」には35.5kWhバッテリーが搭載され、これはホンダeと同じ容量を持ち、ミニクーパーS Eのちょっと上、そして日産リーフのちょっと下。
おそらく航続可能距離は200-300km程度となりそうですが、マツダのEVは、ライバルにはない「レンジエクステンダー」を(おそらくオプションで)装備できるのが特徴。
【動画】ついにロータリーエンジン復活!発電機としてREエンジンを積むマツダの新型EVプロトタイプ、「e-TPV」が公開に
EV先進国のノルウェーでは「Rekkeviddeangst」なる言葉があり、これは「航続距離に対する不安」という意味を持ち、こういった言葉が出てくるほど彼の地では「バッテリー(充電)切れ」を恐れる人が多いということが想像できます。
となると”ロータリーエンジンにて電力を発生させ、バッテリーに充電できる”レンジエクステンダーを持つマツダの新型EVはひとつのアドバンテージを持つ、と考えて良さそうですね。
VIA: MazdaEurope