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【動画】トヨタ86、GRスープラ、そしてなぜかBMW X7のサーキット対決。その結果は以外なものに・・・。

2020/02/02

| ただしタイム=楽しさではない |

The Fast Lane Carが、トヨタ86、そしてGRスープラ、BMW X7をサーキットにてテストした動画を公開。
一見すると「BMW X7じゃ勝負にならんだろ・・・」という感じですが、ところがドッコイ、その結果は以外なものに。
ここでまず3車のスペックを比較してみたいと思いますが、その数字は下記の通り。
価格で言えばBMW X7はGRスープラの倍、そして重量だとトヨタ86のなんと倍というのが驚きです。

BMW X7 M50iGRスープラトヨタ86
エンジン4.4リッターV8ターボ3リッター直6ターボ2リッター4気筒
出力530馬力340馬力207馬力
トランスミッション8AT8AT6MT
駆動方式4WDFRFR
車体重量2580kg1450kg1210kg
価格15,950,000円7,028,000円2,672,000円~

実際に走ってみたらこうなった

この3者の比較については、個別に走行してタイムを競うという形式をとっていて、まずはBMW X7が出走。
ドライバーのコメントとしては「ロールしまくり」でステアリングホイールの操作に対する反応やブレーキなど、なにもかもが「スロー」。
もちろんX7はサーキット走行性能を云々するクルマではないので、これは当然といえば当然ですね。

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そして次はトヨタ86。
唯一のマニュアル・トランスミッション搭載車であり、そのバランスの良さにドライバーは興奮を隠しきれない様子。

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最後はGRスープラ。
こちらの印象は「ピュアスポーツカー」。

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3者のタイムはこうなっている

そして今回のタイムですが、BMWX7は1:11.07、トヨタ86は1:16.19、GRスープラは1:08.37。
もちろんナンバーワンはスープラですが、その次は3秒差でX7、そして5秒開いて86。
X7のタイムは驚異的としかいいようがなく、ドライバーもサーキットを走って戻ってきたときにタイムを見て「え?こんなに速かったの?」と驚きを隠せない様子。

実際のところX7は怒涛のパワー感があるといい、しかし速さではスープラに軍配が上がり、楽しさだと86という評価です。
なお、86とスープラの開発主任、トヨタの多田哲也氏によると「86は練習機、スープラは戦闘機」とのことでしたが、今回のコメントを見るとまさにそのとおりなのかもしれません。

【動画】トヨタ・スープラと86との比較試乗。「86のほうが楽しいんじゃないか」→その理由とは?ちなみにスープラのステアリングはフェラーリ並のクイックレシオ

なお、今回BMW X7のインプレッションは「ロールが大きくアンダーステア傾向が強い」というものであり、BMWはこのコメントのとおりにややSUVのセッティングが苦手なようで、というのもニュルブルクリンクのランキング上位にBMWのSUVが出てこないため。
一方でポルシェはもちろん、メルセデスAMG、アルファロメオはニュルブルクリンクでもかなり速いタイムを出しているので、これらはSUVであっても「ロールを抑え、ちゃんと曲がるように設定している」とも考えられます(そしてBMWは、X7以外にもパワフルで速いSUVを持っているが、それでもニュルブルクリンク上位に入ってこない)。

よって、もし今回の対決について「BMW X7ではなくアルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオだったら」、また違った結果となっていたかもしれませんね。

VIA:The Fast Lane Car

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