>BMW(ビー・エム・ダブリュー) >トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS) ■新型車・スパイフォト・ウワサなど

トヨタGRスープラにMT(マニュアル・トランスミッション)搭載の可能性高まる!ボクはこういった理由で「アリ」だと考えている

2020/07/30

| 様々な情報を総合すると、GRスープラにMT搭載の可能性は非常に高い |

さて、トヨタGRスープラに待望のマニュアル・トランスミッションが追加というウワサ。

これは複数のカーメディア、たとえばMagX最新号、Car and Driver等が報じたもので、いろいろな情報をとりまぜると、「ちょっとありそう」な雰囲気です。

ちなみにGRスープラは発売後まもなく「大幅パワーアップ」を施していますが、これは販売を加速させるためだと言われており、つまりその背景にあるのは「期待ほど売れていないから」という事実があるのかも。

なお、スープラの転売についてはおおよそうまく行かなかったようで、こちらもテンバイヤーにとっては「期待はずれ」だったのかもしれません。

GRスープラの中古相場が急落し未使用車RZで新車の”100万円安”。一方で80スープラはさらに値を上げて”1080万円”をつける個体も

| 80スープラの値上がりはとどまるところを知らない | さて、ちょっと前までは「新車価格超え」にて転売される状況が続いていたトヨタGRスープラですが、ここ最近急激に価格が下がり、未使用車であっても新 ...

続きを見る

トヨタはスープラのバリエーション追加にて販売強化を狙う

そして今回報じられる「GRスープラにマニュアル・トランスミッション追加」について、これも当然ながら販売促進のため。

GRスープラは登場以前よりMT待望論が強く、トヨタ側もそれを理解していて、いずれは対応せねばなるまいと考えていたのかもしれませんね(スポーツカーの人気は一過性ものであり、それを持続させるには定期的な改良や派生モデル追加の必要があると最初から認識していた)。

新型スープラにMT(マニュアル)設定の可能性。トヨタ「MT待望論があるのは十分理解している。我々はそれについて検討しなくてはならない」

| だが、トヨタとしては現在の仕様(AT)で乗って欲しいと考えている | 「もし新型トヨタ・スープラにマニュアル・トランスミッションがあったなら」。これは多くのエンスージアストが夢見る状況だと思います ...

続きを見る

そしてトヨタは「バリエーション追加で話題を絶やさない」ことでスープラを人々の忘却の淵から救い出そうとしており、ちょっと前に出てきた「スープラGRMN」も同じ理由だと思われます。

no image
トヨタ「スープラは毎年バージョンアップ。MT、パワーアップ、どちらが欲しい?」トヨタはスープラのヒットに際し早くも派生モデルを検討か

| トヨタ・スープラの発売、そしてBMWとの協業は「成功」だったと言って良さそう | とにかく日米ともに新型スープラの話題で持ちきりですが、つい最近、トヨタは世界中のカーメディアを菅生に招いてスープラ ...

続きを見る

さらには「GRスープラのオープンモデル」についても考慮しているようで、こちらも直接GRスープラの開発主任である多田哲哉氏から言及されていますね。

トヨタ「新型GRスープラにはMT、ハードコアモデル、オープンを投入する可能性がある。毎年改良を行う予定だ」

改良の都度、トヨタの部品を増加させる可能性 トヨタは発表したばかりのスープラにつき、大きな拡大計画を持っている模様。今回トヨタのスポーツ車両統括責任部長、多田哲哉氏が英国トップギアのインタビューに応え ...

続きを見る

こういった背景を見るに、トヨタがGRスープラにMT追加を行うというのは「十分に背景としてありうる」と考えています。

物事は単純なようでいて単純ではない

ただしいくらトヨタがGRスープラをMT化しようと考えたとしても、そう簡単にコトが運ばないという事情も。

というのもGRスープラはBMWとの共同開発であり、製造はBMW Z4とともにオーストリアのマグナシュタイアで行われているため。

そしてGRスープラについては「メーターのグラフィックまで」BMWの設計によるものであり、BMW濃度が非常に高いクルマです。

知ってた。米メディア「トヨタGRスープラのメーターはBMWの設計だ。形状、グラフィック、アイコン、インターフェースなど全てだ」

| 信頼性や効率を考えるとそれが一番いい | Motor Trend報じたところでは、トヨタGRスープラのメーターは「物理的な形状含め、インターフェース、グラフィック、アイコン等”すべて”BMWがデザ ...

続きを見る

つまりトヨタが単独でMT搭載モデルを開発することは今さら難しく、おそらく単独では動けない、ということですね。

技術的な点から考えると、現在GRスープラに積まれる4気筒エンジン、6気筒エンジン(B58)とも技術的にMTとの結合は可能と思われ、4気筒エンジンについてはすでに(欧州市場にて)BMW Z4と組み合わせられているため。

そして6気筒エンジン(B58)については(おそらく現段階で)MTとの組み合わせがないと思われるものの、これをM部門がチューンした「S58」は新型BMW M3にMTとともに積まれることが確定しており、となるとブロック等を共有しているであろうB58もMTとのドッキングが容易だと考えるのが妥当です。

ただ、GRスープラについては、「MTはハードコア版、つまりGRMNのみ」に用意されるとも言われ、となるとS58エンジンとMTという、つまりは新型M3と同じ組み合わせが採用される可能性も大きそう。

GRスープラにはやはりハードコアモデル追加?北米トヨタ副社長「スープラ開発チームはドイツに留まり、BMWとともに性能向上に取り組んでいる」

| たしかにスープラ発売時からこのウワサは囁かれていたが | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49021455307/in/album-7215 ...

続きを見る

そこでちょっと問題となるのが「価格」であり、BMWはトヨタに対して「M3よりも大幅に安い値付け」を許すとは思えず、となるとM3並みの「1000万円級」というプライシングが与えられる可能性も十分に考えられます。

この価格ではおそらく販売はかなり難しいと思われるものの、話題性としては、いかなる車種でハードコアモデルを設定するよりも”高い”と思われ、車種単体での利益よりも、ブランド全体のイメージ向上を考えて「スープラGRMN」を投入するというのもまたありそうな話ですね。

参照:MagX, Car and Driver

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->BMW(ビー・エム・ダブリュー), >トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS), ■新型車・スパイフォト・ウワサなど
-, , , , , , ,