| 80スープラの値上がりはとどまるところを知らない |
さて、ちょっと前までは「新車価格超え」にて転売される状況が続いていたトヨタGRスープラですが、ここ最近急激に価格が下がり、未使用車であっても新車価格を下回る個体が多数見られるようです。
ざっとカーセンサーを見るとGRスープラのみで118台の登録があり、未使用車の場合、RZだと(2019年モデルの)新車価格690万円に対して599万円、SZ-Rだと590万円に対して560万円、SZだと490万円に対して465万円あたりが「最安」。※2020年モデルだと、RZが7,313,000円、SZ-Rが6,013,000円、SZが4,995,000円。
-
「納期がいつになるかわからない」と言われたGRスープラ。なんと今注文すれば1~2ヶ月で出荷が可能に。おそらくはさほど売れておらず、転売組も苦しそう
| おそらくこのまま販売が失速することになりそうだ | さて、発売されてしばらく時間が経過したトヨタGRスープラ。予期されたとおり転売物件が多数登場していますが、どれもいまひとつ動いてはいない模様。な ...
続きを見る
まさかプレミア価格で仕入れている販売店はないと思うが
この状況を見るに、つまるところ全てのグレードで「新車価格割れ」の状況となっており、RZについては2019年モデル比で100万円ほど価格が下がっていて、意外と値が崩れるのが早かったな、という印象も。
ただ、GRスープラRZの新古車を599万円で購入できるのであれば、そのスペックを鑑みるに「お買い得」と言えるかもしれません。
この様子だと、まだまだGRスープラの価格は(月日とともに)下がってくると思われ、そのうち「新車の86を買うよりも、中古のGRスープラRZを」という選択ができる日が来るのかもしれません。
ちなみに現在中古市場に出ているGRスープラのうち、もっとも高価なのは限定24台のみというマットストームグレーメタリックの個体で、その価格は驚きの1275万円(販売店もまさかこの価格で売れるとは思っていないと考えられる)。
このマットストームグレーメタリックは、欧米だと限定ではなくカタログカラーだったと記憶していますが、いつの間にかUKトヨタのサイトからは消失しているので、希少色であることには変わりなさそうですね。
なお、同じマットストームグレーメタリックのGRスープラはほかにも何台か売りに出ており、最安だと「795万円」。
80スープラは日本でも1000万円オーバー
そしてもっと驚くのは「80スープラ」で、なんと1000万円を超える個体も。
走行距離は1万キロと(年式に比較して)少なく、さらにガレージ保管、そして見たところフルノーマルというところがこの高価格の理由なのでしょうね。
なお、さすがにこの「1000万円超え」というのは1台のみで、次に高いのは「930万円(それでも1000万円に近い)」。
GRスープラの兄弟車、BMW Z4の価格は?
そこでふと気になったのがBMW Z4の価格。
BMW Z4はM40iで851万円、SZに相当するであろうsDrive 20iだと577万円(sDrive 20iスポーツは627万円、sDrive 20i Mスポーツは678万円)。
BMW Z4(現行モデル)の中古車両は以外なことに88台も中古市場に登場しており(そんなに売れていたのか・・・)、もっとも安価な個体は2リッターモデルだとsDrive 20iの418万円(転売される性質のクルマではないので実際に乗られていて、走行は2,000km)。※スープラSZの未使用車よりもかなり安い
GRスープラ”RZ”に相当するM40iだと、中古最安では599万円という値付け(走行3,000km)となっており、こちらはスープラRZの未使用車よりは39万円ほど高い設定を持つようですね。
なんとも言えないものの、ブランドバリューそして「オープン」という付加価値を考慮すると、長期的に考えてBMW Z4のほうが値下がりが小さいのかもしれないな、と考えたりします。
参照:カーセンサー