これまでにもトンデモ車を発表してきたSCGが「スーパーカー×オフローダー」を実際に製造予定！レンダリングの世界から現実へ

｜　とんでもなく速そうなクルマに見える　｜

さて、レンダリングアーティストの間では「スーパーカーのオフローダー化」がひとつのトレンドですが、なんとSCG（スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス）が実際にこれを作ってしまう模様。

なお、これは世界で最も過酷なレース「バハ1000」にて勝利を手中に収めるために制作される車両とのことで、見るからに速そうなクルマですね。

ちなみに上の画像は「通常」の状態で、下の画像はサスペンションがフルボトムした状態。

エンジンはリアミッドにマウントされ、トランスミッションはもちろんエンジンの後ろに取り付けられています。

SCGはバハ1000を完走したことも

ちなみにSCGは昨年のバハ1000にも出場しており、優勝こそできなかったものの「完走」を果たしています。

昨年のバハ1000にはフォードがワークス体制にて「ブロンコRプロトタイプ」を持ち込んでいるもののリタイヤを喫しており、しかしSCGの車両がそれほど過酷なレースにおいて完走したということは相当な信頼性を持っていると言えそう（しかも自走してレース会場まで行き、レース終了後には自走して戻ってきている）。

SCGはこんなメーカー

SCGはフェラーリコレクター、映画監督、思想家など様々な肩書きを持つジェームズ・グリッケンハウス氏によって設立された自動車メーカーですが、これまでにも様々なハイパーカー、スーパーオフローダーを発売。

今回画像が公開されたオフローダーは「SCG008」と命名されていますが、つまりはこの前にも「7つの」モデルが存在するということになりますね。※SCG008はル・マンに新設されるハイパーカークラスに参戦するための車両

なお、ジェームズ・グリッケンハウス氏はピニンファリーナに依頼してエンツォフェラーリ ベースの「フェラーリP4/5」を製作したことでも知られ、ほかにも数々のフェラーリを所有。

さらにはピニンファリーナのコンセプトカー「フェラーリ・モデューロ」を購入し、レストアして走らせたこともニュースとなっていますね。

これまでにSCGはこんなクルマをリリース

そして上述の通り、SCGはこれまでにも様々なクルマをリリース。

正式に（北米では）自動車メーカーとして認可を受けている会社でもありますが、自社のクルマには相当な自信があるようで、「フェラーリSF90ストラダーレよりも自分たちののクルマの方がいい」とコメントしたことも。

ただ、リリースするクルマがどれも「何かに似ている」のもまたよく知られるところですね。

参照: James Glickenhaus