| この新型三菱アウトランダーの画像は「匿名の情報源」からのリーク。おそらく内部から? |
さて、フルモデルチェンジを迎える三菱アウトランダー。
少し前には偽装付きにてテストを行うプロトタイプが目撃されていますが、今回はAllcarnewsにて偽装なしの新型アウトランダーの姿が紹介されています。
「匿名の」情報元から提供のあった画像だそうですが、三菱固有のダイナミックシールド顔、そしてスプリットLEDが三菱らしさを主張し、かつ斬新な雰囲気を醸し出しているようですね。
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三菱は日産色を強める?
前回目撃されたプロトタイプに加え、今回のリーク画像を見て思うのが「三菱はますます日産色を強める」ということ。
ちなみにこちらは新型ローグ(エクストレイル)ですが、今回リークのあった新型アウトランダーはこれと同じドアミラーを有している模様(エクリプスクロスやエキスパンダーも同様ですが)。※比較しやすいように反転させている
そしてグリルこそ「ダイナミックシールド」「Vモーション」という差異はあれど、ヘッドライトの位置や形状もよく似ていて、つまり三菱のデザインが「(これもエクリプスクロス同様に)日産に寄せられているんじゃないか」ということも考えることができます。
三菱と日産の役割は今後「明確に分化」
現在三菱がルノー=日産傘下にあるのは御存知の通りですが、アライアンス挙げての再建プランを見てみると、それぞれのブランドの役割が明確に分けられていて、地域や技術においては「リーダー」と「フォロワー」とに分けられています。
たとえば欧州だとルノーがリーダーとなり、日産や三菱はルノーと争うような車種展開を行うことを避け、ルノーと共同して「他者のシェアを食う」ための活動をしてゆくということになりますね。
そしてASEAN・オセアニアについては三菱がリーダーとなりますが、これは三菱の4WD車が彼の地において非常に高い支持を受けているため。
技術に関してだと、エレクトリック技術、運転支援技術について日産がリーダーを務めてそのほかのブランドは日産の開発した技術を活用し、PHEV技術に関しては三菱が同じようにリーダーを務めると言われています。
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ただ、現在でも(少し前から)日産と三菱ではいくつかの共通パーツや意匠が見られることからすると、報じられない範囲にて、少しづつこの「リーダー」「フォロワー」という関係が構築されており、経営の効率化が図られていたのでしょうね。
さらに言うと、日産と三菱はデザイン的方向性を近づけることによって「自動車市場における、(共通する顔を持った)両者の比率」と高めることにより、同時にその(アライアンスとしての)プレゼンスも向上させたいのかもしれません。
新型アウトランダーにかかる期待は大きい
なお、アウトランダーPHEVは欧州において大きなシェアを持つといい(2019年までで、PHEV世界累計販売台数No.1)、三菱としては「絶対に外せないモデルチェンジ」だとも考えられそう。
欧州においてはガソリンエンジン単体で走るクルマが禁じられる傾向が加速しており、さらに「ハイブリッドよりもPHEV」が好まれる傾向が強くなってきていると言われ(欧州における2019年の電動化車両の販売比率は11.9%で、そのうち36%がハイブリッド、29%がPHEV、35%がピュアEVとなっていて、このうちPHEVとEVの比率が高くなってゆくだろうと予測されている)、ここで存在感を失うことはできないのかもしれません。
新型アウトランダーについては、2.4リッター4気筒ハイブリッド、PHEV(EVモードでの走行可能距離は70kmへ。現行モデルはWLTCサイクルで57.6km)、そしてローグに搭載される2.4リッター4気筒+CVTが用意される、とも見られているようですね。
インテリアについては、インフォテイメントシステム含め、その多くを新型ローグから譲り受ける、とも言われています。
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参照:Allcarnews