| ランボルギーニは急激にワンオフモデルの製作を活発化させてきたようだ |
さて、ランボルギーニが「新しいワンオフモデルを発表する」と予告。
まもなく発表されると思われますが、このワンオフモデルはランボルギーニのモータースポーツ部門である「スクアドラコルセ」経由になる、とのこと。
公開された画像を見るとウラカンSTOのように「1枚もの」に近いフロントフードを持ち、フード上にはやはりウラカンSTOのようなダクトが見られます。
これを見るとウラカンSTOをベースにしているように見えるものの、ヘッドライトの外形はアヴェンタドールに近く(しかし内部は全く異なる)、やはりアヴェンタドールをベースにしたモデルなのかもしれません。
スクアドラコルセはこんな組織
スクアドラ・コルセは上述の通りランボルギーニのモータースポーツを司る部署であり、スクーデリア・フェラーリからやってきた前ランボルギーニCEO、ステファノ・ドメニカリ氏が強化した組織でもあります。※そして同氏はF1のCEO職に就くためにランボルギーニを辞しているので、モータースポーツが心底好きだったのだと思われる
ランボルギーニはもともと企業としてモータースポーツ活動を行わないという方針を持っていましたが(フェラーリとの差別化だとも、フェラーリにて”モータースポーツがいかに企業を疲弊させるか”を見てきたビッザリーニの助言だとも言われる)、ここ最近はモータースポーツ活動を急速に活発化させており、耐久選手権への参加サポートや、これまで自社にて展開してきたウラカンのワンメイクレース「ウラカン・スーパートロフェオ」に加えてウルスを使用した「ST-X」の開催も予定しています(これはコロナウイルスの影響にてお蔵入りもしくは延期になる予感)。
-
フェラーリ250GTOやランボルギーニV12エンジンを設計した「ビッザリーニ」の名が現代に復活!中心人物は前アストンマーティン重役
| 日本だとビッザリーニと言われてもピンと来ないが、欧州だと相当に高い知名度があるようだ | アルファロメオやフェラーリにて自動車やエンジンの設計に関わり、「天才」とまで呼ばれたジオット・ビッザリーニ ...
続きを見る
-
ランボルギーニが「ウルスのレーシングバージョン」ST-Xコンセプト発表。550キロ軽量化し2020年からワンメイクレース開始
| ランボルギーニはウルスの速さを「公約通り」新しいやり方で証明する | ランボルギーニはすでに「ウラカン」を使用したワンメイクレース”スーパートロフェオ”を開催していますが、その最終戦となるワールド ...
続きを見る
スクアドラ・コルセはこれまでにもスペシャルモデルを発表済み
そしてスクアドラ・コルセはこれまでにもワンオフモデルを発表しており、それは「SC18アルストン」。
アヴェンタドールをベースとしてサーキット走行専用へと改修を行ったモデルで、チェンテナリオ等ランボルギーニのスペシャルモデルから取り入れた要素が反映されています。
さらにランボルギーニは、これをベースとして「ル・マン24時間レースに新設されるハイパーカークラス」へと参戦する意向も示していますね。
-
【動画】ランボルギーニ最新ワンオフモデル「SC18アルストン」公開!アヴェンタドールとチェンテナリオをベースに、ウラカン等各モデルの要素をプラス
| 「アルストン」とはオーナーの息子の名前 | https://intensive911.com/italian-car-brand/lamborghini/166824/ ランボルギーニが2018年 ...
続きを見る
限定モデルとしては「エッセンツァSCV12を発表したことが記憶に新しく、これもやはりサーキット走行専用モデル。
40台のみに生産が絞られており、購入者はランボルギーニからのさまざまなバックアップを受けることが可能だとされています。
-
ランボルギーニ史上最強!830馬力を発生する自然吸気V12エンジンを積むハイパーカー、”ESSENZA(エッセンツァ) SCV12”発表
| 購入者は”専用ガレージ”を利用可能 | ランボルギーニが先日より予告していたニューモデル、”ESSENZA”SCV12をついに発表。これは行動走行不可、サーキット走行オンリーの限定ハイパーカーで、 ...
続きを見る
そしてこのエッセンツァSCV12の「スピードスター版」と思われるプロトタイプも目撃されており、もしかすると今回の「ワンオフ」モデルはこのプロトタイプの完成形なのかもしれません。
-
ランボルギーニがスピードスターの発売を計画中?フロントウインドウ無し、大型ウイング装備の超過激マシン
| ヘルメットなしで走ると大変なことになりそうだ | さて、先日サーキット専用のハイパーカー「エッセンツァSCV12」を発表したばかりのランボルギーニですが、今回はまた新たなエクストリームモデルが控え ...
続きを見る
参考までに、ランボルギーニは12月からCEOが交代しており、新CEO(そしてステファノ・ドメニカリ氏の前任でもある)ステファン・ヴィンケルマン氏はモータースポーツよりもロードカーに対して情熱を注ぐ傾向にあり、スクアドラコルセの活動は縮小される可能性があるんじゃないかとも考えています(もしくはさらにワンオフモデルを増加させて収益を最大化させるか)。
-
ランボルギーニにあのCEOが帰ってくる!ステファン・ヴィンケルマン氏がブガッティCEOと兼任にて復帰との報道
| これ以上頼もしいランボルギーニCEOもほかにない | さて、2020年限りで現在のランボルギーニCEO、ステファノ・ドメニカリ氏が退任すると発表されたのは9月の話ですが、昨日まではその後継者が指名 ...
続きを見る
あわせて読みたい、関連投稿
-
ロジェデュブイ×ランボルギーニ腕時計コラボ最新モデル!「エクスカリバー・スパイダー・ウラカンSTO」登場。682万円ナリ
| ロジェデュブイ×ランボルギーニ最新モデルはこれまでにないほどの実車再現度 | さて、ランボルギーニは2017年に腕時計ブランド「ロジェデュブイ(Roger Dubuis)」と提携していますが、その ...
続きを見る
-
【動画】ランボルギーニ エッセンツァSCV12を購入するということは「体験を手にすることである」。その詳細、数々の特権が紹介
| スーパーカーメーカーは「クルマ」ではなく「特別な体験」を売る時代に | さて、ランボルギーニは7月にサーキット走行専用ハイパーカーとして「エッセンツァSCV12」を発表していますが、今回はその詳細 ...
続きを見る
-
ランボルギーニ「規則を確認したが、ル・マンのハイパーカークラスには参戦可能だ」。SC18で参加する可能性を示唆
| ただしSC18がヴァルキリーやGRスーパースポーツに対応できるとは思えない | 2020年より開催されるというル・マン24時間レースの最高峰、「ハイパーカークラス」。現在のところアストンマーティン ...
続きを見る