| さすがにヤラセの可能性も否定できない |
さて、中国のカーメディア、YiCheが収録したドラッグレース動画にて珍事が発生。
この動画はランボルギーニにおける最強モデル「アヴェンタドールSVJ」、そしてケーニグセグの誇るハイパーカー、「アゲーラR」との加速競争を収めるはずだったものの、その対決を記録するために持ち込んだ「カメラカー」がこの2台をあっさり抜いてトップでゴールしてしまったというもの。
そのカメラカーとは「NIO EP9」
そして問題のカメラカーとは、中国のNext EVが生産するハイパーEV、「NIO EP9」。
NIO EP9はニュルブルクリンクにおいても6:45.90という驚異的なタイムを叩き出し、現在総合で4位、EVではもちろん1位。
出力は1,341馬力、0-100km/h加速は2.6秒、最高速度はじつに313km/hというスペックを誇ります。
実際に走ったらこうなった
そこで実際にアヴェンタドールSVJ、アゲーラR、NIO EP9が走行した様子を見てみましょう。
まずはスタートラインに並ぶアヴェンタドールSVJとアゲーラR。
NIO EP9が斜め後ろに控えた状態からスタートしますが、アヴェンタドールSVJの出だしはまさに「ガツン」という感じで、ウイリーせんばかりの勢いです。
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アヴェンタドールSVJがアゲーラRに差をつけてゆきますが、そこで忍び寄るのがNIO EP9。
アヴェンタドールSVJを抜いたーーー!
さらにその差を広げ・・・。
カメラカーなのにトップでゴール。
タイム的にはこうだった
なお、NIO EP9がどれくらいの数で走ったのかは公表されておらず(そう考えるとNIO EP9のプロモーションのための演出だったのかもしれない)、しかしアヴェンタドールSVJのゼロヨンタイムは12.34、トップスピードは191.2km/hです。
なぜかピカチュウ仕様となっていますね(中国人は本当にファンシーが大好きだな・・・)。
アゲーラRのほうは13.17秒、終速は199.1km/h。
1,115馬力(5リッターV8ターボ)を発生することを考えると意外ではありますが、アゲーラRは加速よりも最高速を重視したセッティング(ギア比)を持っているのかもしれません。