| ジンガーによるポルシェ911における最大の特徴は芸術性 |
さて、納車まで14年待ちとも言われるジンガー(シンガー)・ビークル・デザインによるレストモッド空冷911。
その人気の秘密は確かな技術、そして毎日でも安心して乗れる信頼性、レトロなルックスを保ちながらも現代の水準でもハイレベルに位置する動力性能などいろいろな理由があるかと思われます。
ただ、ぼくとしてジンガー製ポルシェに感じる「最大の魅力」はその芸術的な内外装の仕上げ。
それは多くの人も同じだと思われますが、ここで「ジンガー製ポルシェの内装にはどんなカスタム選択肢があるのか」を紹介したいと思います。
ジンガー・ビークル・デザインの用意するシフトノブにはこんな仕様がある
こちらはこれまでにジンガーが世に送り出してきたシフトレバーの一例。
こちらは珍しい「ウッド」。
かつてのポルシェのレーシングカーに採用されることが多かった、バルサ材とのコンビ(もちろん軽量という理由での採用)。
近代ではおなじみのカーボンファイバー。
形状も独特ですね。
こちらは「レストモッド」ではなく、ジンガーが「ゼロベースで」つくりあげた車両、「ジンガー911DLS」です。
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こちらはおなじみ樹脂製。
こうやって見ると、以外や「レザー巻き」がないのかも。
なお、ダッシュボードや、
ステアリングホイールについてはそれほどの多様性は見られず、(形状の変更はなく)素材や仕上げの差異にとどまるようですね。
ジンガー・ビークル・デザインの用意するシートにはこんな仕様がある
そしてこちらはジンガー・ビークル・デザインが採用してきたシート。
まずはおなじみフルバケットです。
4ウェイ電動調整式シート(レカロ製)。
こちらはさらに豪華な8ウェイ。
カーボン製のシェルを持つフルバケット。
ジンガー・ビークル・デザインの用意するシート表皮にはこんな仕様がある
なお、ジンガーのシートというとまっさきに思い浮かべるのが編み込みレザーですが、これは「(野球)グローブの匂いがする」とも言われます。
表革どうしの組み合わせだったり・・・。
表革とスウェードとのコンビだったり・・・。
様々なカラーとの組み合わせで柄やストライプを表現したり。
ジンガーにしては珍しく、千鳥格子を使用した例も。
「普通のシートベルトか」「ハーネス装着か」どうかも選択可能。
ジンガー・ビークル・デザインの用意するリアシートにはこんな仕様がある
ジンガーのデザインする車両はいずれも非常にユニークで、それはリアシートにも反映されています。
こういった快適性の高いシートのほか・・・。
レトロなデザイン。
樹脂製サラウンドや・・・。
カーボン製サラウンドも!
なお、ロールバーの装着有無(その形状も)、ロールバーのフィニッシュ(表面レザー巻きなど)についても選べるようですね。
なお、フロントトランク内については、「レザー+ダイヤモンドステッチ」が選択されることが多いようですね。
エンジンコンパートメントとキャビン側とのファイヤーウォールにもやはりレザー+ダイヤモンドステッチが用いられることが大半であるように感じます。
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