｜ エンジン回転数は3000回転に制限されるも、そのサウンドからは精密さを感じることに ｜
さて、マクラーレンF1の設計者、ゴードン・マレー。
現在は自身の主宰する自動車メーカー「ゴードン・マレー・オートモーティブ」より、ハイパーカー”T.50”を発売すべく開発を進めている段階ですが、今回はじめてプロトタイプがトップギアのテストトラックを走行することに。
プロトタイプといえど完成度が高そう
なお、このプロトタイプは「XP2」と命名されており、つまりは2台めということになりそうです。
ボディカラーやホイールがマットブラックにペイントされ、凄みを感じさせますね。
テストに参加しているのはエンジン設計と製造を担当するコスワースのメンバーばかりで、つまり今回は「主にエンジンのテスト」ということになるのかも。
細部までしっかり作り込まれており、比較的完成度の高い試作車となっています。
リアカウルはマクラーレンF1とは異なる「ガルウイング」。
リアのタイヤハウス前にあるのはトランクスペースだと思われ（今回は計測器のようなものが入っている）、これはマクラーレンF1と同様に、バッグなどの手荷物といえど、前後オーバーハングに収めることを避けるため、ホイールベース内に収納スペースを設けたのだと思われます。
なお、ファンやテールランプ周辺のハウジングには美しいカーボンファイバーの織り目を確認でき、やはり高い完成度を確認できますね。
エンジン回転数には「制限」も
そしてコクピットへと乗り込むゴードン・マレー本人。
メーターパネルにはゴードン・マレー・オートモーティブのロゴが入っており、よってデザインはこれで「確定」なのかもしれませんが、その周辺パーツは「3Dプリンタで成形したて」といった感じですね。
加えて、ステアリングホイールも暫定だと思われます（先に公開された、市販モデルを再現したプロトタイプでは、一般的な”円形”のステアリングホイールを装着している）。
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今回のテストでは、エンジン回転数が3,000回転に制限されている、とのこと。
ちなみにこのコスワース製エンジンは「ロードカーに搭載されるV12としては史上最軽量」とされており、排気量は3.8リッター。
重量はなんと80.5キロしかないそうですが、R32GT-Rに積まれていたRB26DETTの重量が255キロであったことを考えると「とんでもなく軽い」ということがわかりますね。※どこまで補機類が含まれるかによっても重量が変わることになる
エンジン音は3000回転以内でも十分に魅力的で（アイドリング回転数がかなり高そうだ）、V12ならではの粒が揃った特徴的なサウンド。
そしてT.50は、このコスワース製エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせて700馬力を発生し、トランスミッションは6速MT、車体重量980kgということも明かされています。
その姿は驚くほどマクラーレンF1に似ている
そして実際にT.50はテスト走行を開始。
動画で見るとさらに「マクラーレンF1にそっくり」な姿に驚かされます。
ただし後ろから見た姿はまったくの別モノ（ただし雰囲気はよく似ている）。
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