| 今、ボクらの生活は恐ろしい速さで変わろうとしている |
現在自動車メーカー各社とも、より環境にやさしい性能を持つクルマを製造しようと変革を行っている最中ではありますが、性能のみならず、製造過程や、その車体に使用される素材についても「リサイクル素材を採用」「動物由来の素材の使用を控える」といった、地球全体の環境負荷を考慮した対策がなされています。
そして今回、ミニカーメーカーであるマッチボックスも「エコを目指す」と発表。
2030年までに「プラスチックをエコ素材に」
今回アナウンスされた内容によれば、同社の「Drive Toward A Better Future」プログラムの一環として、”2030年までにすべてのMatchboxダイキャストカー、プレイセット、パッケージに100%リサイクル、再生可能、またはバイオベースのプラスチックを使用する”。
そしてまずは行動にて示すということなのか、99%のリサイクル素材を使用し、カーボンニュートラル認証を受けた初のダイキャストカーである「テスラ・ロードスター」を発表しています。
ただし実際の発売は2022年になるとのことで、しかし「実車の」テスラ・ロードスターよりも先に発売されるのは間違いなさそう。
マッチボックスは「EV普及」を啓蒙
さらにマッチボックスは「環境にやさしい遊び方」を啓蒙することも発表し、EV(電気自動車)のラインアップを増やすこと、プレイセットに対しても(従来のガソリンスタンドに加え)EV用の充電スタンドを追加する、とも。※テスラ・ロードスターに加え、BMW i8やi3、日産リーフ、トヨタ・プリウスなどのEV/PHEVが揃う
もちろんこれらのパッケージも、従来の樹脂を使用したブリスターパックから、森林管理協議会(Forest Stewardship Council)の認証を受けた紙や木質繊維へと変更し、一切のプラスチックを使用しないとアナウンスしています。
これによって「車両、プレイセット、パッケージにおいて、より環境に優しい革新的な素材を使用」し、「製品のデザインとパッケージの表示を通じて、消費者のリサイクル意識を強化」することになりますが、子供の頃からこういった意識を養ってゆくことは非常に重要なことなのかもしれませんね。
世界は一気に「環境重視」へ
なお、日本ではスターバックスが「アイス飲料のプラ容器を紙へ」と置き換えると発表したばかりで、その前にも「紙製ストロー」が一気に普及することになり、自動車以外の分野でも「環境重視」が想定より速く進んでいるといった印象です。
もちろんこういった流れについては賛成ではあるものの、これまでプラスチック容器やストローを作っていた会社で、うまく業態を転換できなかったところなどは会社をたたむよりほかはなく、そして産油国にとっても大きな危機だと言えるかもしれません。
もちろんぼくらは「変化に対応」してゆかねばならず、対応できなければ滅びるのみではありますが、とにかく「すごい速さで変化してるな・・・」というのが偽らざる心境です。
ただ、一旦変化を受け入れてしまえばどうということもなく、ちょっと前までは当たり前にもらっていた「レジ袋」についても、今ではもらうことに抵抗すら感じるようにもなっていて、意外と人間は柔軟に環境に対応できるようですね。
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