| ランクルSVI MAX V3 Troopyは民間用として対暴動、セキュリティ、護送サービスに使用可能 |
SVI MAX V3 Troopyは8名までの武装兵の輸送を行える
さて、昨年南アフリカのSVIエンジニアリングは「MAX V3」なるトヨタ・ランドクルーザーベースの装甲車を公開していますが、今回はそれをクローズドボディ化した装甲兵員輸送車”SVI MAX3 Troopy”を発表することに。
ベースは70系ランドクルーザーで、もちろん「防弾仕様」そして8名を輸送することが可能です。
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SVI MAX3 Troopyの防弾性能はBR6
なお、このMAX3 Troopyを発表したSVIはこれまでにも民間用の装甲車をリリースしていて、アフリカの国家慣例兵器管理委員会(NCACC)の許可を必要とせず、民間にかかわる対暴動、セキュリティ、護送サービスに使用することが可能、とのこと。
最近は重火器を使用した凶悪犯罪も増加傾向にあるとされ、そのぶん装甲車両の需要が増しているそうですが、個人用としてではなく、民間警備会社等によってこういった車輌が購入されるのだと思われます。
MAX3 Troopyのボディパネルはスチールにて製造されており、EN1063 BR6の最低保護性能を持つとされていますが、もはやもともとのランドクルーザーの面影がないまでに改造されています(BR7までのアップグレードが可能)。
ランドクルーザーはボディオンフレーム構造を持つものの、だからこそこういった改造も可能となり、そしてランクルならではの走破性を重視して「ベース車両」として選ばれたのでしょうね。
搭載されるエンジンは4.5リッターV8ターボディーゼル、そして出力は220馬力。
重量が増えているせいか最高速度は140キロに留まり、装甲によって増加した重量を支えるためにサスペンションの改良、アンチロールバーの追加などのアップグレードが行われているようですね。
ダッシュボードやステアリングホイール、シートはランドクルーザーそのままですが、フロアやドアインナーパネルなどは新しく作り変えられています。
なお、このMAX3 Troopyは「車両持込み」にて製造されるもので、よってドナーとなる車輌、そして施すカスタム内容によって価格が異なる、とのこと。
しかし一般には1300万円ほどでこの防弾仕様が手に入る、とアナウンスされています。
トヨタ・ランドクルーザーの「装甲車」カスタム仕様、SVI MAX3 トルーピーを紹介する動画はこちら
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参照:SVI